医療介護職や認知症の家族をお持ちの方以外でも、「長谷川式簡易知能評価スケール(長谷川式認知症スケール)」を知っている人もいると思います。
長瀬君主演のドラマの初回で、西田敏行さんが認知症の検査を受けていましたね。
14年ほど前に、祖父が認知症になった時に、私は初めて知りました。
祖父は、家族以外にはシャキーンとして、日にちもちゃんと答えるし、点数が良かった
低い点数の方が、介護サービスを選べる幅がひろがりますから、家族としてはガッカリでした(笑)

2年前に父がやった時は、全ての受け答えで衝撃を受け、家族が思う以上の介護度になりました
よく、それまで介護サービスを利用せずに、一人暮らしできたほど。

図書館で、長谷川式スケール開発者の長谷川和夫さんの本を借りました

「ぼくはやっと
認知症のことが
わかった」
医師が、専門にやってきた病気に罹るって話は、たまに聞きますが…認知症のオーソリティである長谷川さんも認知症に

2000年に介護保険制度ができる前、まだ痴呆の人には人権が無いように扱われていた時からずっと認知症に携わって、今の日本の介護の土台を作った1人です。
初任者研修で授業で習ったことが沢山出てきて、しかもわかりやすく、終了テスト前に復習になったし、仕事をする前の心構えとしても、読んで良かったと思います

認知症だからといって、その人であることには変わりない。私自身、脱毛症になった時に見た目は変わっても、自分自身であることには変わりないと思った。認知症になってしまった人自身は、うまくいかない・思い出せないことはあっても、自分は自分なんですよね。
でも家族から見たら、しっかりしていた人が、迷惑ばかり掛けたり手が掛かり、別人に思えることもある。どうしたらいいのか途方に暮れることも

我が家に「ばぁばは、だいじょうぶ」という絵本があります。
子どもにとったら認知症は、ちょっと怖く感じてしまうんですよね。長女も祖父が認知症になって、いきなり足を掴まれて以来、怖くて祖父の部屋に行かなくなりました

旦那は、いずれ認知症になるだろうなって感じています。仕事・家族以外に関わりがなく、趣味もなく
定年退職したら、時間の問題だと思っています。2025年には、高齢者の5人に1人が認知症になるって言われているし、私もなりそうだけど


でも認知症になろうが、寝たきりになろうが、笑って一緒にいられたらいいなって思います

もし旦那が私のことを忘れても、旦那を受け入れて、旦那らしく・私らしく、一緒に過ごしていける自分でいたい

そのために、ちゃんと学んでおくべきだと思う。祖父の認知症の時、ちゃんと知っていてあげれば良かったって後悔もあるし

心と時間に余裕が無いと、なかなかどーんと構えられないです。