コウノドリ始まりましたね
胎児水腫の為、この体重はまやかしです

2年前放送期間中に次女が生まれて、感情移入してヤバかったです

14年半前の長女の妊娠&出産について…
なかなか無い症例だったので、もし同じような方がいたら参考になったらいいな。
妊娠超初期に悪阻が始まり…大好きな仕事を辞めなくてはならなくなってしまいました。悪阻は1日10回以上の嘔吐を33wで出産するまで続きました
本当に辛かった…。

忘れもしない26wの妊婦検診で私の誕生日。エコーでBabyを見れると浮かれて産婦人科へ

エコー検査中の産科医が無言になって、真剣な顔して…四宮先生みたいでした(汗)
医師「なんかある…」
私「???」←言葉出ません

2週間後28wの妊婦検診でも、サイズはあまり変わらないけどなんかあると…
また2週間後の30wの妊婦検診で、紹介状出すから市立病院へ行ってくださいと

何があるのかさっぱりわからず…
翌日、紹介状を持って市立病院へ行き、即日入院

何かある…正体は…
胎盤に腫瘍

胎盤に腫瘍があって、血管腫らしい。
こういう症例は無いから…これからどうなるかわからないので、念のため入院して定期的に腫瘍のサイズを見ていきましょうと。
初めての入院で心細い中、他にも妊娠に問題がある方たちとの6人部屋で、いろんな話をして気が紛れました
その時お腹にいた6人とも、ありがたいことに今はみんな元気な中学生になっています。隣の病室では、残念な結果になってしまって…すすり泣きが聞こえたことがありました…問題なく妊娠出産するって、奇跡です


旦那の休みの日は外泊できたし、少し腫瘍は大きくなっていましたが、特に問題もなく33w。
娘が産まれる前日の4/6。なんか体が浮腫みっぽい…。
4/7の朝、浮腫みが酷くて手の指が一切曲がらずパンパン…

看護師に先生に見て欲しいと1日訴え続けた。
その日は忙しかったらしく、やっと外来に呼び出され、医師にエコー検査してもらえたのが夕方5時過ぎ。
無言でエコー

そこに、電話がかかってきて…どうやらカンファレンスの時間なのに先生が来ないから外来に電話したらしい。
「今、それどころじゃない!」
普段温厚な医師が、凄い剣幕で怒鳴ってる

なんだ?
「お腹の赤ちゃんの心臓が弱っています」
「とりあえず、病室に戻りましょう」
その30分後、
「30分後に帝王切開で産みます。明日まで待っていたら、心臓が止まります。同意書が必要なので、今から来れる人1人だけ連絡とってください。」
旦那は仕事を抜けられないのがわかっていたので、母に電話しました。医師から旦那の職場に連絡して事情を話してくれたそうです。
担当のベテランナースがいたので、帝王切開の準備をしてくれたのですが…慌て過ぎて点滴の針が刺せない
っつーか、手が震えてる
こっちが怖いよお〜。


母は到着後すぐに説明を受け、ベッドでオペ室に向かう時にやっと会えました。ほんの一瞬…。
珍しい症例ということでお腹周りに待機医1人以外6人が入り、足元に保育器と小児科医2人がスタンバイ、助産師1人だけが私の横にいてくれました。
なんか慌ただしくて、背中に麻酔打つのに、打つと言わずいきなり刺され失敗

まじで痛いです

2回目の麻酔は成功して、上向くと圧迫感で吐き気が…(涙)妊娠中は、上向くと気持ち悪くなってて、エコー検査もなるべく横向きでお願いしてた。オペ後医師に「子宮が大きくて、あれじゃ胃を圧迫して気持ち悪くなるよ」って言われました
確かに、周りの妊婦より早い頃からお腹大きかった


ひたすら「吐く〜」って訴えて、エコー検査前に食べた物吐き続けました
普通は帝王切開前は食べないんだけど、何せ緊急


緊急帝王切開って、本当にオペ室入ってからは数分で赤ちゃん出てきます
びっくりするくらいの速さです。次女は予定帝王切開ですが、まったく違いました。そして産んだ病院では、予定の場合は目立たないようにと横に切りますが…緊急は縦に切ります


産声が一瞬聞こえて、すぐに処置。
あっという間に呼吸器付けて、保育器で私の横を通ってNICUに運ばれました

33w3d
予定より1ヶ月半早く生まれ
2545g
胎児水腫の為、この体重はまやかしです

ここから長い戦いが始まります。
その後眠らされて、爆睡しました。
後日判明しましたが、エコーでは重なって見えなかったけど…
胎盤の腫瘍は4個あったそうです

家族の中では、ブラックジャックにちなみ腫瘍のことをピノコとずっと呼んでました(笑)
出産と同時に胎盤は出しちゃうので、そのまま腫瘍ともおさらば

次は、長女のNICUでのことを書きたいと思います。