以前のブログでも書きました通り、知り合いの方に弁護士を紹介して頂いたことで相手方との交渉開始という意味で前には進めたものの、その後の裁判過程に於ける苦労を考えると、やはり医療過誤ケースに精通した先生にお願いすればよかったと思います。
本件は医療過誤ケースでありましたが、裁判所から過失の立証の補足をするよう指示があってもご自身ではなんの立証努力もして頂けず、また交通事故の示談のケースのような扱いを受けたことは、藤井弁護士への強い不信感へと繋がりました。
2013年2月の第3回期日の頃、即ち裁判が始まってから約半年が経った頃ですが、裁判所から過失の立証を補足するよう繰返し指示がありました。
それは相手方医師らの過失を証明する上で要であった協力医の鑑定意見書提出をした後のことでしたが、協力医からは補足の情報は得られず、私と主人は心配になり、文献調査等で過失の立証を補足した方がいいのではないかと藤井弁護士に何度も相談させて頂きましたが、
「成って来るのが天の理」とか・・・
「親神さまがきっと心通りの守護をして下さると」とか・・・
宗教心を持ち出して私達夫婦をなだめようとされたことが多々ありました。
(私も信仰心はありますが、ご自身がなんら立証努力をされないことを棚に上げて信仰心を利用している様で、非常に性質が悪いと思いました)
その後6月の期日では、藤井弁護士は裁判所に「立証方法を検討する」と回答していながら、なんら新しい立証方法を検討したご様子はなく・・・
その後の7月頃、立証に関し藤井弁護士に再度確認をしたところ、自身が協力医の鑑定意見書の過失の立証に関しては曖昧さがあるといいながら、
「出てくるか出てこないか分からない証拠探しはできない」
といって何ら対応せず、最後には「過失の立証は充分できている」と言いました。
私達夫婦はやはり裁判所の指示が繰返しあったことからその必要性を強く感じ、以来、医学も法律も全くの素人でしたが自分達で文献調査を始めました。
無数の医学文献の中から私のケースに当てはまるものを抽出し、その文献を基に原告側の医師の過失に関する主張を補足できるよう準備書面で法律的な構成まで整え、藤井弁護士に医学文献を添えて提出。藤井弁護士はそれをそのまま裁判所に提出するということを繰り返してきました。
裁判所からの過失の立証の補足依頼がきてから、争点整理が終わり裁判所から人証尋問に入るという指示迄に私共夫婦が裁判所に提出した医学文献の数は29件に対し、藤井弁護士は0件。
準備書面については、上記期間に6回期日がありましたが、その5回については私共夫婦が作成しました。
もちろんこの数字が全てではありませんし、正直これは氷山の一角のようなものですが、裁判所からの繰り返しの指示にも拘らず、原告側の弁護士として自身では立証に向けた何の努力もしないという一貫した姿勢を表しているのではないかと思います。その割には報酬だけはそれなりにもっていかれましたが。
その後の人証尋問に於いても、主尋問、反対尋問の質問内容、それに伴う医学文献まで全て夫婦で準備しました。
また、藤井弁護士は、事実経緯、医証、文献などの綿密な調査をすることなく裁判を進めておられたご様子で、相手方医師が術前にレントゲンを撮っていない事実等、過失を証明する上で極めて重要な事実経緯すら気づいていなかったり、事実経緯に関しての理解があやふやな所も多く、このケースに身を入れておられないのではないかと思う節が多々ありました。
本件医療過誤ケースについて質問しても、一般的な交通事故ケースに関した回答しか返ってこず、またこちらの質問に対して適当な回答が返ってくることも多かったので、途中からインターネットで他の弁護士の先生に質問するようになりました。藤井弁護士に質問するよりよっぽど丁寧で的確な回答をして頂けました。
このように藤井弁護士を通じて裁判を進めていくにあたり話が通じないことも多く、裁判の渦中にいるということだけで精神的にも身体的にもつらい状態でございましたが、藤井弁護士とのコミュニケーションがどれほど精神的ストレスになったか分かりません。
「裁判は戦争」とか、
「出しうる主張証拠を精一杯に裁判所に見てもらい真実・適正な判断をしてもらうべき」とか、
藤井弁護士は私に豪語していましたが、誰よりも戦っていなかったのは紛れもなく藤井弁護士でした。
裁判中は相手方医師やその弁護士より、自分の弁護士と戦っているような感覚さえありましたから。
この裁判は結果的には和解となりましたが、裁判所の指示に反しあのまま藤井弁護士の言うとおりに「過失の立証は充分できている」といって原告側では過失の立証努力をせず、最終的に裁判所による第3者の医療鑑定(被告に有利な内容を書く鑑定人に当たるリスクもある)に委ねる形になっていたら、過失の立証が極めて難しいといわれている医療過誤裁判の性質から、この裁判はどうなっていたか分からないと今思い返しても怖さを感じます。
今ケースを振り返り心底思うのは、この弁護士の指示に従わなくてよかった・・・ということです。
弁護士についてはいろいろ思うところがありますので、また書きます。
お読み下さり有難うございました。