先日のドラマ”相棒”をみて、レジリエンス(回復力)という言葉を知りました。
ドラマとしての出来がいいってこともあるけれど、今シーズンはいろいろ考えさせられる良作が多いですね。
更生して前向きに生きていたけれど、復讐として殺されてしまった人たち。
私は、例の宝塚でのパワハラ(傷害事件)を連想しました。
一人の女性を精神的に追い詰めて死に追いやった人たち。
火傷させられたことを日常的なケガとしてスルーした看護師。
組替(異動)希望を却下した劇団関係者。
お稽古、新公準備、周囲との精神的摩擦で心身ともに疲労していった彼女
死に至るほど心が病んでいたなら、異常行動もあったでしょう。
それをミスとして叱責した宙組幹部のジェンヌたち。
罪悪感を感じましたか?反省しましたか?
それとも、何も自殺しなくても、と恨みましたか?
阪急グループ全体が問題視され、始めて劇団側の落ち度を認めましたね。
宙組公演は数々中止となり、年末のタカスペ、110周年のイベントもすべて中止。
で、今はどうでしょう。
他組の公演は粛々と再開され、客足も元通りと思われます。
宙組もやっと公演再開となりました。
私は、公演中止の冷却期間をおいたことで劇団側は”勝った”、と思います。
舞台に立てない期間が長かったことで、宙組のジェンヌたちはこう思ったのでは?
”やっぱり私は舞台が好き、ここで頑張る!”
もう嫌だと思った人は辞めたけど、迷っていた人はもう一度舞台に立ちたいと。
街の人たちは、やっぱり宝塚歌劇が盛り上がらないね、と思ったのでは?
企業として阪急のとった策は当たったと思うのです。
他人を傷つけた過去があったら、笑ってはいけないの?
そんなことはない、幸せをつかみたいし、笑顔で過ごしたいと思うのは当然。
嫌なことは忘れて前を向いて生きていく。
哀しいけれど、生きている人を優先したらこうなるよね。
ドラマとは違って、自分が代わりに復讐してやる、なんて人は現れない。
哀しくてもそれでいいんです。