ちょっと前にスカステで放映された歴代の「琥珀色の雨にぬれて」

初演は花組、高汐巴さんと若葉ひろみさんのトップコンビ、2番手は大浦みずきさん

私は現役時代を知らず、現在のステキなマダム姿から大人の持ち味だったと想像してました。

が、出演作一覧を確認してみたら、けっこう若者役も。

この作品では純粋で生真面目お坊ちゃんのクロード、当て書きだったんですね。

大浦さんとの対比もあったのかな、彼女はキザなジゴロのルイ役がぴったりでした!

そしてなんといってもシャロン役の若葉ひろみさんの妖艶な美女ぶりが素晴らしい!!!

声もセリフの抑揚もこの役にぴったり!彼女のための作品といってもいいのでは???

クロードの婚約者フランソワーズは秋篠美帆さん、後のトップ娘役。

女の魅力を前面に出したシャロンに対し、上品で賢さも感じられるお嬢様。

こちらも対比が見事。

ルイに”這い上がり組”で同類と言われるシャロン

はっきりとしたセリフはないけれど、マヌカンということはモデルが職業。

大戦後という時代も考えると、貧しい少女が生きるために何でもやったんでしょう。

食べ物や寝る場所を得るために男を頼り、泣きながら女を利用することを知ったかな?

より裕福な男にすり寄って、心に傷をつけながら自分の居場所を得ていった女。

そんな感じがするシャロンでした。

 

再演はやはり花組。匠ひびき(チャーリー)さんの唯一の大劇場トップ作品。

チャーリーはクロードにぴったりでしたね。

シャロンは大鳥れい(みどり)さん、ルイは春野寿美礼(オサ)さんで適役。

みどりのシャロンは美女には違いないが、色っぽさより気が強くてゴージャスな感じ。

だましだまされながら上昇志向で生きてきたってとこ?

フランソワーズは遠野あすかさん、貴族の上品さは少なめ、金持ちのお嬢さま感が強い。

私的に、この時の特筆はミシェル役の瀬奈じゅん(あさこ)さん!!!これ良かったよ!

クロードの友人でやはり貴族の坊ちゃん。

妹思いで友達思いの好青年って感じが良かったんですね。

ルイよりもミシェル役が素のあさこさんの持ち味が良く出ていたと思いました。

 

花組全ツ版は、オサのクロード、シャロンはふづき美世(ふうちゃん)、ルイはあさこ

ふうちゃんは素顔は可愛い系、メイク美人で色っぽい美女になりましたね。

オサはルイもクロードもそつなく演じてました。

他の演者と違うのは、オサもふうちゃんもちゃんとした恋愛経験有りに思えたこと。

分別もある大人だったのが、久々の恋愛に舞い上がってしまった、という感じ。

大戦後の世の中で自由に生きていいんだって、恋に突っ走ってしまった二人。

それから、オサは歌ウマなので、歌の場面になると役と離れて歌手になる。

対して、チャーリーはクロードが歌っている感が強かったわ。

ここで上手さはいらない、だってクロードは歌手じゃないから。そんな感じ。

私は両者それぞれ良さがあって、どっちも大好き!

 

星組版は、一人ひとりはすごく頑張っていた、でも全体では見劣りした。。。

涼紫央(とよこ)さんがルイ、十輝いりす(まさこ)がミシェルなら、もっと見ごたえあったと思うのよね。上演時期が、とよこが退団後になったのが残念。

私の好きな音波みのりフランソワーズが可愛かったわ。

 

雪組版と月組版は、また何年後の再演時に見比べよっと。

今はどうしても、ちなつさんを贔屓目で見ちゃうもんね~~~~