230年 君と共に生きていく | エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。 




    

​前回のあらすじ
アトラスは結婚するため
とても気に入ったいた奏士の仕事を
他の人に引き継ぎました。



​補足
奏士(奏女)は神職。勤め先は神殿。
その職に就くことができるのは
独身のみ。
結婚したい場合は引き継ぎを行い奏士(奏女)を辞める必要がある。




引き継ぐとアトラスの住まいは神殿から噴水通りに変更された。


アトラス

(奏士じゃなくなった……なんだか、少し寂しいな)


なんとも言えない孤独感を感じて神殿を見渡す。

職場が職場でなくなり、一年近く住んでいた場所はもう自分の帰る場所ではなくなっている。


新しい住まいにでも行こうかと、神殿からアトリウムに進むと父レドリーの姿があった。


奏士をやめたタイミングでやってきたのは偶然なのだろうか。



何気なく会話をすると


レドリー

「好きな仕事を辞めるのは、少し寂しいだろう?」


まるでアトラスの今の心境を見透かすような発言でアトラスは父を見つめる。


「俺も昔奏士だったんだ。アトラスも奏士の仕事が好きそうだったから名残惜しいんだろうなって思ったんだが?」



アトラス

「うん……ここでの仕事、すごく好きだった」


アトリウムを見渡した。


綺麗な花々が咲き誇りいい香りがする、エルネアの中でも人々が大好きな場所の1つだ。


「今度は……ドルムの山の神々の元で、アリーチェと共に生きていくよ」


宣言する息子の姿にレドリーは満足げに頷いた。

゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――



アリーチェに話しかけると

(プロポーズがしたい……!)

と表示されている。


稀に失敗もするので?世間話をする。

アトラス

「一年間お疲れ様

今年はアリーチェと出会えたおかげで最高の一年になったよ……ありがとう」


アリーチェ

「ありがとう……♪

あたしもアトラスに出会えて良かった♪」


花のような笑顔がとても可愛らしい。すぐにでも彼女にプロポーズしたいところだが、ガッツいていると思われたくないアトラスは慌てずまずは新しい住まいをチェックする。


噴水通り。

プレイヤーは初代は独身時代は噴水通りだったが農場管理官になってからは郊外通りの家、リリー時代は城下や騎士隊長の居室(エルネア城)、リンゴ時代は旧市街、魔銃導師居室、王家の居室、という感じで噴水通りの部屋で長居をしたことがない。


みんな農場管理官や近衛とか目指しそうだから同じ人多そう……

(農場管理官は目指さなくても勝手に選ばれてることが多々あるが)




ちなみにご近所さんはこんな感じ。

リゼットさんがリンゴ時代か忘れたが交流があった記憶がある。


落ち着かないアトラスを察しているのかまた父がアトラスに声をかけてきた。


すでに父から寿命のカミングアウトを受けているアトラス。できるだけ父の誘いは断りたくはない。一緒に釣りをし、何気ない会話をして一緒に過ごす。


レドリー

「そうだ……アトラス、アリーチェちゃんにいつプロポーズするんだ?」


アトラス

「いつって……特に決めてないけど」

(なるべく早くとは思っているが。)


レドリー

「あの子の性格だと、今日にもなにかアクションをしてきそうな気がする。自分からプロポーズがしたいなら早めにした方がいいよ」


アトラスはこの父の勘は当たりそうだと思った。


学年主席で卒業し、祖父ヴェルンヘル国王から数々の指導を受けたレドリーは、今や立派に王配として国の隅々まで目を光らせている。


セシリア様はお優しいが、レドリー様は甘くない


そんな風に国民に言われていたのをアトラスは聞いたことがある。


甘いマスクをつけているように見える父は、鋭い爪を隠しているようだ。その観察眼が、アリーチェはすぐに行動してくるかもしれないと言っている。


アトラス

「……ありがとう。急いだほうがいいかも」


待たせてきたからにはアトラスは自分の口から彼女に言いたい。彼女よりも先に言わなくてはと気を引き締める。


気づいたら評議会が終わっていた。

議長はチェロが選ばれていた。




アトラスはアリーチェの姿を探してドルム山に向かった。


アリーチェ

「あれ、今日は何回も会いにきてくれるんだね」


アリーチェは嬉しそうに微笑む。


アトラス

「突然だけど今からデートしない?」


驚きながら承諾するアリーチェと共に神殿のアトリウムへ。


アトラス

「えっと——」


いざとなると緊張で言葉に詰まる。

もしも心変わりして断られたらどうしようと不安になる。


(アリーチェだって、そんな風に不安に思いながら今まで俺に気持ちを伝えてくれていたんだ…!)


アトラス

「今日は、その………

聞いてほしいんだけど」

アリーチェ

「うん……」


ウィムの宝石が入った箱をポケットから取り出し、箱を開けてアリーチェに差し出した。


「これ……

俺と結婚してください!」


キラキラと輝くウィムの宝石。キャラバンで売られているこの宝石は高価でとても貴重なものだ。アリーチェは驚きながら受け取り、今にも泣きそうな笑顔をアトラスに向けた。


アリーチェ

「これって………ありがとう

すごく嬉しいよ!」




アトラスは断られなくて安堵した。


テンションが上がったアトラスはらしくない発言をしていた。

大好きな彼女と結婚できるとなったら、気持ちはお祭り騒ぎに近いのかもしれない。

 

結婚式は翌年の6日に決まった。


帰り道、母セシリアに遭遇した。


アトラスはプロポーズして結婚することを報告する。


セシリア

「おめでとう。……アトラスがミラー家にいくのは不思議な因果だね」


アトラス

(本当にな……)


チレーナにも報告するため食事に誘う。


彼もアトラスが話したいことがあると察していたのだろう、快く一緒にきてくれた。

アトラス

「えっとあの……俺……アリーチェと結婚します」


親しい間柄といっても、チレーナは義理の父となり、この国の龍騎士だ。目の前にいると存在感やらオーラでアトラスは緊張した。それでもはっきりと報告するとチレーナは


チレーナ

「うん、アリーチェのことよろしく頼む。」


優しく微笑んだ。


それからチレーナはアトラスを釣りに誘ってきた。


両者しばらく無言で釣りをしていた。気まずい沈黙ではない。


でも……


アトラスはチレーナの端正な横顔を盗み見しながら、彼がなにか考えているような気がしたが……なにを考えていたのかアトラスには分かるはずがなかった。




オルゾーラちゃんやキンバリーちゃんと会話。

 

30日実はまだ続きます💦

スクショが多すぎて、でもやっぱり残しておきたいーとなって続きます!