任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いております。
いつも茶番ですが、今回は完全なる茶番です。読まずにスルーして大丈夫です?あとがきにバトルアリーナのこと少し書いてあります。
龍騎士となったバルナバと龍騎士の称号を持つリリー
アナウスで龍騎士の服の着用を促されたこともありリリーは着用している。
バルナバは見かけたリリーを釣りに誘う。
以前と変わらぬ光景だった。
龍騎士二人はとても目立った。
バルナバ
「前も騎士隊長と山岳兵団団長でただでさえ目立ってたのに、龍騎士二人じゃ、もう見世物状態だね」
リリー
「ほんと、、」
バルナバ
(これで俺たちが険悪になっているという噂もなくなるかな。仲がいいという噂も困るが、険悪な噂も困る。どうしてそうなったのかという話になるからだ、、)
ちょうど夜になるところだったのでバルナバはリリーを誘って酒場に向かった。
Xとバーニー、ティアゴがいた。
二人揃って入ってきたのをみて、三人は驚いた顔をした。
X
「ちゃんと仲直りしたのね!」
リリー
「別に喧嘩してたわけじゃないんだけど..」
バルナバ
「そうだよ」
X
「これでも心配してたのよー」
リリー
「あなたにも原因があるものね、心配くらいしなさい」
リリーは座ってるXを見下ろして冷たく言った。
X
「リリーは私には厳しいわね」
リリーとバルナバは、三人がいるテーブルで飲むことにした。
エルネア杯の話で盛り上がる。
一時、ティアゴ、バーニー、バルナバの間に不穏な空気が流れていたがすっかりなくなったように思えた。
時間は楽しく過ぎていった。
夜遅く、リンゴが酒場に入ってきた。旅人の男性と一緒だった。
二人は、遠くのテーブルの席について飲みはじめる。旅人はすぐにリンゴに絡んできていた。
リリー
「なんなのあの男..」
娘に絡む様子に、リリーが珍しくイラついた声を出した。
バーニー
「リンゴちゃんって、旅人が好きなのかなぁ?この前旅人と付き合って別れたよね」
ティアゴ(また情報収集の類かな、、旅人は情報の宝庫だしな..)
バルナバ
「あの旅人、、昼間見かけたけど、女性にやけにベタベタとしてた奴だ」
ティアゴ
「羨ましいですか?」
バルナバ
「んなわけないよ!」
ティアゴ
「バルナバさん、手が早い印象なので..」
バルナバ
「もしかして俺のことを危ない人だから近づくなって子供の頃のリンゴちゃんに言ったのはティアゴ君?」
ティアゴ
「..そんな事言ってませんよー。バルナバさん、どうしたらそんな風に言われるんです?何をしたんですか?」
Xが実に愉快そうに笑った。
バーニー(俺も前に同じことをバルナバさんに言ったような)
バルナバ
「何もしてないよ..誰かに言われてるみたいだけど。手が早い印象って..」
X
「バルナバ、それ以上は自分の首を絞めることになるからやめておきなさいw」
バルナバ
「?」
バーニー
「リンゴちゃんに聞いたら?」
バルナバ
「聞いたけど、危ないから近づくなって言われたけどバルナバ君とずっと仲良くしてあげるからね!リンゴお姉ちゃんだからね!って」
ティアゴ(やっぱり、バルナバさんと俺だと扱いの差がありすぎないか?)
リリーはグラスを傾けながら、バルナバを危ない人と言った人の正体にようやく薄々感づいた。
(リンゴに危ないから近づくな、そんな物言いするのはジェレマイアじゃ..)
バーニー
「リンゴちゃんかわいいなー」
ティアゴが急にガタッと立ち上がった。
一行がしゃべってる間に、酔っ払った旅人の男の手がリンゴの胸を触った。
リンゴ
「ーーー?!」
リンゴは声にならない声をあげて目を見開いた。
ティアゴが二人の元に到着する前に、リリーが立ち上がって旅人を咎めた。不穏な空気を察してバルナバも立ち上がってリリー方へ向かう。
リリー
「リンゴになにをしてるんですか?」
リンゴ
「お、お母さん!」
旅人
「は?お母さん?(なんだこの鎧)親は引っ込んでてもらえますか?」
リリー
「リンゴ、もうこの人と飲むのはやめなさい。」
険悪な雰囲気が流れる。
リンゴ
(でも情報収集の途中なのに..)
*リンゴ=情報収集命
旅人
「引っ込んでてくださいよ!」
旅人はリリーを突き飛ばした。
リリー
「!」
旅人の力が強くて、リリーは突き飛ばされバランスを崩した。
バルナバ
「おっと!」
背後にきていたバルナバがリリーを受け止める。そして旅人をギロリと睨みつけた。
バルナバ
「..おい...女性を突き飛ばすとは、お前の頭の中はどうなってんだ?」
リリー(背後から、今まで感じたことのない闇のオーラを感じる、。! 口調もいつもと違う..)
*バルナバはリリーの真後ろにいる
旅人
(なんだコイツ、、!?雰囲気もそこらの奴と違う..この女とデザインが似た服きてるし、、同じチームなのか?)
*旅人はまだこの国のことをよく把握していないようだ
旅人
「ご、ごちゃごちゃうるさいからだろ?」
バーニー
「はぁ?」
バーニーも立ち上がって、リリーより一歩前のところで旅人を睨みつけた。
険悪な雰囲気が漂う。
その間に、ティアゴがリンゴの手を引いて、旅人から遠ざける。Xの隣にリンゴを座らせた。
ティアゴ
「Xさん、リンゴと一緒にいてください」
X
「はーい」
Xは楽しくて仕方ない様子だった。絶対に面白がっている。
ティアゴもバーニーの横に立ち旅人を睨みつけた。
ウィアラ
「旅人さん、悪いこと言わないからそこまでにしておきましょう。
ここにいるのは、近衛騎士隊隊長とドルム山岳兵団長、共に龍騎士となった両名に、山岳兵団副団長、魔銃師会の導師...この、国の武術職のトップが勢揃いしてるの..
旅人
「?!」
(普通に酒場にいた連中がそんなに凄い奴らなのか..)
相変わらずバルナバが物凄い顔で睨みつけてくる。
ティアゴもバーニーも、鋭い眼光を旅人に向けている。
旅人はバツの悪そうな顔をして、酒場に借りている自分の部屋に逃げて行った。
ん
バルナバはぱっとリリーの両肩を掴んでいた自分の手を離した。
突き飛ばされたリリーを受け止めた時のままだった。
リリー
「...ありがとう」
バルナバ
「どういたしまして..」
リリー
「バーニーは前に一度喧嘩してるの見たけど、バルナバもあんなに人がかわるんだね」
バルナバ
「......」
ティアゴ
「リンゴの胸を触ってた旅人が羨ましかったんですよね、バルナバさん」
バルナバ
「ーーなんでそうなる?」
X (1番最初に反応してたのはティアゴのくせに)
リリー
「....」
リンゴ
「皆さん、私のせいで騒ぎになってしまいすみませんでした」
リンゴは気まずそうに、ぺこりと頭を下げた。
バルナバ
「リンゴちゃんが謝ることないよ」
X
「そうよ
おかげで面白いものがみれたー」
Xは一歩も動くとことはなく、高みの見物をしていた。
ティアゴ
「しかしさっきの奴は災難だった..ない胸を触って袋叩きにあう寸前までいくなんて」
リンゴ
「、、アご、、ティアゴ君、なんか言った?」
リンゴがジロリとティアゴを見たので、ティアゴは視線を泳がせた。
ティアゴ
「いえ、何も言っておりません」
リンゴ
「胸なくないもん!確かめてみてよ!」
リンゴはそばにいたティアゴとバーニーの手を引っ張り、同時に二人の手を自分の胸に当てた。
バーニー・ティアゴ
「ーーー!!!!!!!??」
2人の手のひらに柔らかい感触がする。
バーニーもティアゴも、周囲の人間も目を見開いて驚いた。
2人は慌てて手を引っ込めた。
リンゴ
「どう?ぺったんこじゃないでしょ?!」
ティアゴ
「ーーーーそういう問題じゃないだろ」
ティアゴは下を向き手で顔を覆ってよろけていた。
バーニーはこんなこと慣れていないために少し赤くなり困惑している。
リリーは呆気にとられている。
(これは自分の娘?)
リンゴ
「Xさんとバルナバさんも触ってみて!あ、お母さんも!」
更に触るようにほかの人に要求した。Xは爆笑した。
X
「リンゴちゃんって面白いー!」
バルナバ
「り、リンゴちゃん..もういいから、わかったから」
リンゴ
「分かってませんよ!確認してください!」
バルナバ
「リンゴちゃんの胸触ったりしたら、ジェレマイアさんに半殺しにされちゃうよ..
ティアゴ君とバーニーはいい思いしたから、ご愁傷様だな!」
バルナバは笑った。
「さて」
リリーはリンゴの腕を掴んだ。
「そろそろ、帰りましょうかリンゴ。」
リリーからなにか恐ろしいオーラが出ていた。
リンゴ
「お母さん、どうしたの?」
リリー
「皆さま今日は娘がお騒がせしました。
さ、帰るよ!」
リンゴ
「えー?
皆さんおやすみなさーい」
リンゴはリリーに引きずられるようにして帰っていった。
まるで嵐が過ぎ去ったように、酒場は静まり返った。
リンゴは、自宅に帰る際、誰もいない場所でリリーから説教をされるのであった..
X
「、、ティアゴが、余計な一言を言うならああなるのよ。」
ティアゴ
「まさか、自分の胸を触らせようとするなんて思わないじゃないですか、、」
X
「で?触ってどうだった?」
Xがからかおうと意地悪な顔をしている。
ティアゴ
「.....どうって..ちょうどいい大きさでしたね」
Xのからかいにティアゴは屈しない。
「ねーバーニーさん、、?」
めんどくさいのでティアゴは矛先をバーニーにかえようと話を振ると、バーニーは下を向いて青ざめていた。
ティアゴ
「どうかしました?気分でも悪いんですか?」
バーニー
「今のがユズにバレたらしばらく朝食がくさいスープかサラダになる..!もしかしたら死ぬまで..」
ティアゴ
(山岳兵団のくせに奧さんにビビリすぎだろ..)
翌日
バルナバはリリーが暇そうに歩いていたので釣りに誘った。
竿を握りながら話をする。
バルナバ
「昨日は大丈夫だった?」
リリー
「あの子にはキツく説教をしておいた。人に胸を触ってなんて言わないように」
バルナバ
「それはたしかに必要なことだね」
リリー
「バルナバは触れなくて残念だったね」
バルナバ
「別に残念じゃないよ..」
リリー
「人妻のを触り慣れてるか..」
バルナバ
「ちょっと!?リリーちゃん!そんな訳ないって!」
リリーはクスクス笑った。
バルナバ
「リリーちゃんが言うと冗談なのか本気なのか分からないよ..」
リリー
(昨日の騒動時の男性陣、普段と顔つきが全然違かったなぁ。口調も違うし、、バルナバも全然違かった。
私と気まずくなったり、私のことを疑ってる時の態度も違かったけど、あんなに怖くはなかった。)
リリー
「昨日、旅人にたいしてみんな普段と態度が全然違かったね」
バルナバ
「そりゃそうだよ、リンゴちゃんに手だすし、リリーちゃんを突き飛ばしたんだよ、アイツ。
..一発殴っておけばよかった」
バルナバは少しイラついた声を出した。
リリー
「ーーー..」
バルナバ
「?リリーちゃんどうかした?
なんか顔赤いよ?」
リリー
「な、なんでもなっーー」
動揺したリリーはバランスを崩してそのまま真冬の海に転落していった。
バルナバ
「!!!リリーちゃーん!?」
*あとがき
メモに書いてあった話..
仕上げしてて少し恥ずかしいです。
スマホ版でバトルアリーナ参加してみました。
所持していたチケット10枚分だけの参加。久々で楽しかった!
スマホ版のリリーは、リンゴを出産する前日で止まっています。これでも数日は進んだのですが。