208年 スパイ大作戦 作戦を完遂せよ | エルネア王国モニカ国の暮らし。

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エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。



任天堂スイッチ版エルネア王国をもとに書いております。




ママの勝利で終わった騎士トーナメント。

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エルネア杯の出場権をママとパパは得た。

あとはサクラさんとローレンさん。



今から楽しみだなぁ。



魔銃師協会からは誰がでるかな?


Xさん、ジャネットさんあたりは確実。アゴ君がでたら瞬殺されちゃうなー。さすがにまだアゴ君はでれないか。




バーニスちゃんからの差し入れ美味しそう!


顔が神々しくてみえないや。流石だね。





バーニスちゃんと期待の星ののエドモンド君とダンジョン。

これはバーニスちゃんのステータス


ここまでくるとなかなかあがらない( p_q)



エドモンド君。


エドモンド君もダンジョンに頑張って篭るようになった。



バーニスちゃんの息子でミラー家の後継のゲロルドが一歳になっていた。





あとで髪型変えておこうかな..




ママとごはーん


こうやってリンゴとご飯食べにこれるのあと少しだけだね。

どうして大人になるとママとパパとご飯にこれないんだろう。






セイから差し入れ。

ありがとう!






その日の夕刻



リンゴは魔銃師会にきていた。



珍しく誰もいない。


いつも人がいて、リンゴはいなくなる時を待っていた。


Xさんは禁断の森に探索にいってるし、クレメンスは牧場にいる。


今なら..




リンゴは魔銃導師の居室に入った。




お願い

誰もこないで。



リンゴは机の引き出しをゴソゴソと漁った。


なにかないかな



机の一番下の引き出し、重厚な背表紙の本があり、紙が挟まっていた。



一枚はリンゴの読めない文字に、なにかの手順を説明するような絵


もう一度も同じ絵がかいてあった。


もう一枚のほうは読むことができた。

読めないほうを訳したものかもしれない。




瘴気中和薬の作成方法



しょうき..?




少し前


酒場で殿下とスパイごっこといって、

カウンターの裏で隠れていた時に聞こえてきた話を思い出した。



『騎士隊の人が次々の亡くなって、あれって呪いじゃないかなんて言われてけど実は歪みの中の瘴気なんじゃないかって話よ』


『でもなんで騎士隊の人だけ?魔銃導師も亡くなったけどその翌年だし..』


『なんでも歪みを作る装置を壊したのが騎士隊の隊長だって。その装置に瘴気がたっぷり入ってたんじゃないかって。だって、騎士隊で生き残ったの、若い隊長と隊列から離れちゃったエリザさんだけじゃない』

『えぇ?瘴気が入ってた?それでみんな瘴気浴びちゃったってこと?エリザさんって人は近くにいなかったの?』


『突入時に魔銃師が1人敵にやられて側にいたエリザさんが助けに入ったんだって。隊長たちはどんどん進んだらしくて..それでエリザさんは全く瘴気を浴びなかったんじゃないかしら』



あんまりよく分からなかったけど



今なら言ってる意味が分かる...



リンゴは持っていた紙に素早くメモの内容をうつした。


書き終えた頃、足音がした。





リンゴはビクっと顔を上げて慌てて身を隠した。



「誰かいる?」


男の人の声だった。



静まり返る室内に、その人は少ししていなくなった。




リンゴは大きく息をはいた。


メモを書き写した紙をしっかりとカバンに入れた。





リンゴは転移魔法を使おうとした。しかし、なぜか反応しなかった。


(なんで使えないの?今までこんな事あったかなぁ..)

仕方ないのでドアから普通に帰ることにする。



人の気配がないことを確認して、

リンゴは部屋からでた。






「その部屋で何をしていたの?」





横から声がかけられた。





リンゴの背筋が凍った。




恐る恐る振り返ると、ティアゴが調薬室に続く階段からこちらを見ていた。






「アゴ君...」





「さっき導師の部屋にいなかったよね。俺がみたとき隠れていたの?」



「魔銃師協会にテレポートしようとしたら導師の部屋にテレポートしちゃったの!」



「....導師の部屋に?」



「そうなの!リンゴびっくりしちゃった!ミアラさんにご用があるからアゴ君またねー」



リンゴは子供っぽく振る舞い、ミアラさんの図書館に駆け込んだ。



リンゴの姿が図書館に消えたのを見届けたティアゴは、導師の居室に入った。部屋の入り口に取り付けていたとある装置を回収し、ポケットに突っ込んだ。



机の引き出しから、リンゴがみていた本をとりだし、パラパラとページをめくった。



X『このメモを56ページに隠しておくから必要だったら持っていって。一応、同じメモあなたにも渡しておくけど..』



以前Xが自分にこう言っていた。


メモが挟んであったのは110ページだった。



パタンと本を閉じてティアゴはクスリと笑った。




子供だからといって、油断できないな、リンゴちゃん。