206年 心の穴 | エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂スイッチ版エルネア王国プレイ日記です。


リリーの母であり、初代PCのシルピアが20歳で亡くなりました。

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モモの悲しい様子がとてもつらい、、



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どん底のリリー。
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シルピアの親友2人、ミリーとベアトリスも参列してくれています。

ありがとう..
(後ろの農場管理の人はテリーの奥さんで農場代表の人?)


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傷心のリリーにジョゼットからの差し入れ。

これは嬉しいな..


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ユズは、、

朝の4刻になるまで、地下墓地から動こうとしませんでした。

母の死にショックを受けているようだ...


ようやく動きだしたユズと共に上に上がるとルークがいました。
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まるで姉2人を心配して待っていてくれたかのようだ。


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ニーノ「シルピアさん..本当にいい人だったね。あの若さで、ガノスに召されるなんて..惜しい人をなくしたよ」


リリー「ニーノさんに見送られて、お母さん幸せだったと思います..お母さんと仲良くしていただきありがとうございました」


ニーノ「シルピアさんを見送ることになるとは思わなかったよ...あのシルピアさんが逝くなんて..色々考えさせられるよ」


リリー「?」




傷心のリリーに休む時間はありません。
母を亡くしたばかりですが、葬儀の日に試合があります。


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無事に勝利するリリー。



リリー(よりによって、今日の相手この人..実力だけでいうとNo.2、、強かった..)

シルピア時代にパスワードで帰化させた友人のキャラクター。彼女はエレクの翼持ち、能力カンスト、武器も通常のではないもので彼女との試合は毎度ヒヤヒヤします。
武器の相性などのせいかここ数年勝ち上がることはなくリリーとの対戦の機会はなかったのですがやはり強かった..

身も心もすり減らすなか、天使がやってきます。
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普段ベタベタしない彼女。

リリーが傷心の時には必ず現れて気遣ってくれます。

誰かさんたちに見習ってほしいものです..


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バーニスちゃんの発言には癒される..



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バーニスちゃんと食事をおえて、
リリーは畑のほうにやってきました。

そこにバルナバが現れます。


バルナバ「リリーちゃん、こんにちは」


リリー「こんにちは、畑仕事ですか?」


バルナバ「...いや..」


リリー「?」

バルナバ「リリーちゃんの様子をみにきた..お母さん、亡くなったって聞いて..大丈夫?」
 
リリーは驚いてバルナバを見た。


「ちょっと気分は沈んでるけど、大丈夫..試合も勝ったし!」

バルナバ「..そっか。試合おめでとう。さすがだね」

2人は雑談をして、バルナバは去っていった。


辺りが暗くなる。


夜一刻。



リリーは果樹園に向かった。


この時間に、果樹園は人がいない。




風の音と虫の声。


静かだった。



お母さんが、働いていた場所...



家には子供もいるし、いつ人がくるかわからない。

自分は騎士隊長

弱いところをみせるわけにはいかない。


誰もいない果樹園で、


リリーは涙をながした。





少しの間だけ、泣くことを許してください...





その時



土を踏みしめる足音がした。



リリーははっとして足音のするほうを振り返った。


暗くてよく見えない。



「大丈夫じゃないじゃないか...」



月明かりでその人物が映し出される。

バルナバが心痛な面持ちでリリーのほうに歩いてくる。


リリーは慌てて涙を拭った。


「こ、こないで..もう遅いから、帰ったほうがいいよ」


バルナバ「うん、帰るよ。....リリーちゃんと一緒に」

「リリーちゃんは強がりだから、絶対1人で泣いてると思った」


リリー「お願い、みないで」


バルナバ「今は俺しかいないよ、気がすむまで泣いていいよ」


バルナバはリリーを抱き寄せた。

リリーの頭を優しく撫でる。

バルナバ「こうしたらリリーちゃんの顔はみえないよ」

バルナバの力強い腕に抱きしめられてリリーは身動きができない。

バルナバのたくましい胸板が目の前にあってリリリーは驚いたが、まるで糸が切れたかのようにリリーの目からボロボロと涙があふれた。

気がつくとリリーはわんわん泣いていた。

我慢していたものが全て流れていくように涙はしばらく止まらなかった。






リリーの涙がようやく落ち着き、
バルナバは名残惜しそうにリリーから離れた。




「落ち着いた?」

 
「...うん、ありがとう..」

負けず嫌いのリリーにとって人前で泣くなんて恥ずかしいことだった..


でも泣いたおかげで心が楽になった。  


バルナバの前だと泣いてしまった..


これは年上の包容力というものだろうか?

 
 

「帰ろうか、近くまで送るよ」

「送ってもらわなくても大丈夫です!」
(負けず嫌い発動)

「でも帰り道途中まで一緒だし」
  
「!!」

「あんまり遅くなると家族が心配するよ。帰ろう」
バルナバの穏やかな笑みにリリーはしぶしぶ頷き、一緒に歩き出した。





2人が帰る後ろ姿を、見ている者がいた。



「あ、あの2人....」


その人は動揺して、その場から動けなかった。