オフィスコットーネプロデュース 第31回下北沢演劇祭参加作品
『墓場なき死者』
作:ジャン=ポール・シャルル・エマール・サルトル
◆翻訳:岩切正一郎
【キャスト】
土井ケイト、
【ストーリー】
1944年7月、ドイツ軍占領下のフランス。
連合軍のノルマンディ上陸後、ドイツの敗北が色濃くなる中、レジスタンスの村が襲撃される。
フランスの自由を勝ちとるため戦うレジスタンスの兵士たちは、村民とともにドイツ軍に虐殺される。
わずかに残った5人の兵士は、ドイツに協力しているペタン政権派の民兵により監禁され、 隊長の行方を吐くようにと拷問を受ける。
拷問する側も拷問される側も同じフランス人だ。
5人の兵士たちは、隊長の所在を明かしてしまうかどうかで諍いを起こす。
極限状態の中、果たして彼らは自尊心=プライドをかけて何を選択するのだろうか・・・。
2時間程度のストプレですが、換気のための休憩が入りました
駅前劇場は何度か行ったことがあります。
最前列と舞台の距離が短くて、手を伸ばせば、役者さんに手が届きそうでしたが、今は舞台までかなり距離を取っています客席もゆったり。。。
お目当てさんは柳内佑介さん。
洗足学園音楽大学の公演に出演されてたのをきっかけに、かれこれ10年近く応援させていただいてます
予備知識は無しで観に行ったのですが、時代背景とかサルトルの作品についてとか。。。
予習してから観た方が良かったかな?といろんな方々の感想を覗いてみて思ったのでした
教養のある方の観方が全然違ってたのでね~
なるほど~って感心しました
柳内さんの他にも何度か舞台を拝見してて、素敵な俳優さんだなぁと思っていた池田努さん
15歳の少年、フランソワ役の田中亨さん
11月に観たミュージカルNINEにご出演だった土井ケイトさんはじめ、キャストが全員素晴らしかったですこれは、プログラム買って帰って復習しなくちゃ
と思いまして、購入
いいお買い物でした
命が軽く扱われる、戦時下の極限状態で、自尊心とは
命より大事な守りたいものって。。。
色々考えさせられました。
拷問を受けるくらいなら。。。それで秘密が守れるなら。。。と自ら命を絶った者。
拷問を受けさせるくらいなら、いっそ、ここで。。。仲間を手にかけた者。
土井ケイトさんの迫真の演技に心えぐられるような気持でした
柳内さんのニヤッとした笑い顔もぞ~っとしましたね(誉めてます
)
もし、自分だったらどうしただろう。。。
80年ほど前の世界。。。そんなに昔の話でもないんですよね。