久しぶりの本多劇場です
アヴァンセプロデュース公演
「Re:verse(リバース)~あの瞬間(とき)に戻れたら~」
20××年3月11日―
千年に一度と言われる巨大津波が日本を襲った。
残された者たちの計り知れない痛み。
しかし、ひとりの女性ジャーナリストの手によって、痛みの真実が暴かれていく。
戸惑い、怯え、怒る、被災住民たち。津波がのみ込んでしまったモノとは?
残していったモノとは?
被災者たちのこれからは?
2012年に上演し、数々の衝撃を与えた問題作が本多劇場にて、リメイクされての再演が決定!
バラエティ界で旋風を巻き起こしている坂上 忍のもうひとつの顔? 真実の顔がここにある!
脚本・演出:坂上 忍
出演:
水崎綾女、嘉門洋子、小野真弓、桑原みずき、周防ゆきこ、
由夏、お宮の松、若狭勝也(KAKUTA)、永島知洋、寿里、
鶴田亮介、吉田ゐさお、渋谷哲平
[子役]
りょうた(W:岡村真也)、中川慶二(W:江川之雲)、
宮井くらら(W:齋藤純璃)
巷で話題の坂上忍氏の演出作品。
ご本人は出演していませんが、なかなかの役者陣です
以前、小劇場でも坂上さんプロデュースの作品、観たことがあるのですが。。。
もう、時効だから言いますが、いろんな面で残念すぎて、もう2度と観ないなと思ったくらいでした
それから数年経ち、TV番組から再ブレークした坂上さんは、いまやお昼の顔にもなっての演出家センセイ。
会場のスタンド花が半端なかったです
演者宛てではなく、演出家宛にあれだけのお花が並んだのは見たことない!!ってくらい。
写真はNGだったので、ないのが残念です。
ストーリーは3・11の震災のその時に起きていた人間ドラマ。
重い内容もありました。あの時、あぁしていれば。。。こうしていれば。。。
という後悔の念に心が押しつぶされそうになり、
これからの人生に重荷を背負って行かなければならない人たちの悲しさ。。。
それでも前を向いて歩いていかなければならない。。。。
前を向いて歩けない人は・・・・・ね?重いんです
ここまで、描いてしまうのが坂上忍流なのかな~と思いました。
観てる方も、ある程度、心が強くないと負けちゃう。。。みたいな。
そんな今回のお目当ては。。。若狭勝也(KAKUTA)さんです。
大好きな劇団、KAKUTAの若さまですね
パナソニックのCMでも人柄のよさそうな、電気屋さんを演じていらっしゃいますが、
さわやかな。。。でもちょっと情けないお父さん役を好演してました。
離婚して家を出て行こうとする妻に「行かないでくれ」と土下座するシーンがあったんですがね、丸まった背なかに何とも言えない哀しさが伝わってきて、泣いてしまいました
背中で演技できる俳優さん。素敵です
あとは往年のアイドル、渋谷哲平さんも素敵に歳を重ねられていて、いい味の俳優さんでした