学徒出陣70周年記念公演
創作劇 【この命果つるとも】
作・演出/鄭 光誠(チョン・ガンソン)
出演者/高橋立、吉田雄樹、髙木聡一朗
斎藤一希、齋藤貴裕、仲道和樹、町成トク
多賀啓史、橋本深猫、藤江美由紀
吉祥寺駅からほど近い武蔵野公会堂での公演を観ました。
お目当ては髙木聡一朗くん
朗読劇と最初は聞いていたのですが、全く朗読の芝居はなかったですね。
いわゆるストプレでした。
シンプルな舞台に、圧倒的な存在感で鉄のオブジェが設置してあります。
鉄の造形作家・武田 美通氏の作品『戦死者からのメッセージ』
です。
作品から声が聞こえてくるようでした。。。
会場では撮影がNGでしたが、演出家の鄭 光誠さんのブログやFBでは写真が公開されてますので、
ご興味のある方は『鄭 光誠』で検索してみてください
特攻隊ものではあるのですが、特攻前夜の物語…というより、その2年前から始まっていた学徒出陣の大学生たちの想い、苦悩、覚悟などにスポットを当ててる感じで。。。
今も世界のどこかで起こっている紛争、戦争。。。
なぜ人は同じ過ちを繰り返すのか。。。
を問いかける作品でした。
聡一朗くん演じる海軍予備学生の古河くんの『なんで名前も顔も知らない、会ったこともない敵を憎んで殺さなきゃいけないのかわからない』ってセリフが心にきました。
『爺が決めて、おっさんが命令して、若い者が死んでいく』ってセリフを思い出しました。
ラストシーン近くで、読まれた大石清伍長の遺書。。。
私の中では既に暗唱できるんじゃないかレベルです
それ、だめだって~
やはり、大号泣