5か月前の書きかけのブログを今更加筆修正して掘り起こしてみます









アランメンケンのコンサートに行ってきました

 


 

 



予約してからの3か月ずっとずっと楽しみにしてたコンサート

いや、3か月どころか、メンケンの生演奏を聴くのは生きてる間にやりたいことリストに入ってたレベルで待ち望んでいたことだったんですよね。


5年前の舞浜のD23でメンケンが来日すると聞いて、スペシャルコンサートを観れる該当チケを全て申し込んでみたものの全て落選して、そのときから、絶対に人生で1度はメンケンにお目にかかりたいと思ってました



それがまさかこんな早く叶うとは!

当日に発券してからはメンケンに会える実感が一気にきて考えれば考えるほど泣きそうになってました

普段のアイドル現場では考えられないくらい時間に余裕を持って到着することもできました!





席は1階席の最後列最上手席

壁と席の間に荷物置くスペース(荷物置くスペースじゃないです)あったし、肉眼で見れるし、なによりもメンケンの表情見れるしありがたい!!!!



感想が溢れて止まらないので今日はそれをつらつらと書いていきます





(以下MCとかはうろ覚えなので正確な内容でないのは許してください)




初っ端、影アナで

「レジェンドの登場です 立ち上がってお迎えください!」て言われて国歌斉唱カナ❓とやや困惑しながらメンケンお出迎え

(でもそういうの言ってくれるのありがたいよな そういうマナーとかよく分かってないし失礼があったら困るしね)

(あと彼はディズニーレジェンドなので本物のレジェンドでしたね)


レジェンドが着席しようとしてワイらはいつ座れば、、、?となってたらメンケンが「😅」の表情でジェスチャーで座るよう指示してくれました とても優しいしその仕草が、めちゃんこ"ディズニー"でした 人柄出ててかわちい



始まったのが"Prince Ali"

観客全員起立でプリンスさながら登場したメンケンにぴったりの一曲目

その一音目が発せられた瞬間気づいたら泣いてました(早い)


メンケンが来日して、サポートメンバーの方々も来日して、私も名古屋に来て、この情勢の中で当たり前なことじゃないからこそ、ありがたみマシマシでした。感謝感謝🥲


リトルマーメイドの歌詞を引っ張ってきつつ(粋だね)、"Prince Ali"は「ハワードの病室で書いた曲だ」とかメンケンがADHD(て自分で言ってました)気質の子供だったとかティーンのときに作曲した曲("Can't Bring Back the Past")とかを披露してくれます

なるほど、メンケンのキャリアをなぞったセトリ(セトリって言うな)なんですね。



"Dentist!"では突然のコールアンドレスポンスもあって楽しかったけど、恥ずかしながらディズニー以外の曲はノーカバーだったので「この人色んな曲作ってるんやなあ」と思いながら見てました

MCで「ミュージカルは成功したけど酷評をくらった」って言ってて実際の内容を聞いたらなかなかの言われようだったんだけど「若いうちは誰でも経験すること」とか言っててかっこよ、、、て泣きました ハイ泣きすぎです

ちな、メンケンは73歳らしいです え?じいじやん。若々しすぎん?

ここまでの間話し続けて歌い続けてピアノも弾き続けて元気すぎでしょ、、、このエネルギッシュさだからこそあんなに数々の名曲を生み出せるのだと思いました 



MCは初めて手がけたディズニー作品の話になります

当時はHIVが流行ってて、家で娘とディズニーを見るときが癒しだったと話してて「そんなメンケンパパがゆくゆくはディズニーの巨匠になるのエッモ、、、」となりました

「作品の世界観は海 ゆらめく水面」

って言って静かに始まる"Part Of Your World"のイントロがあまりにも綺麗すぎてそこでまた涙が溢れました だって本当に水面が揺らめいてるような音なんだもん、鳥肌立ちました。

まじでメンケンが天才すぎで、"Kiss The Girl""Poor Unfortunate Souls"もいいよな、(後者は四季を観劇してから好きになりました)となってるとこで畳みかける"Under the Sea"

この曲で自身初のアカデミー賞を取るんですけど、その説明の仕方もかわいかったです

(受賞スピーチをするために)ステージに行きやすい通路側に座れてよかったね☺️とほのぼのしたところで話が急展開します



ずっと一緒に仕事をしていたハワードアシュマンのHIV感染、当時のHIV感染は死の宣告と同じだったそうです。

そんなときに書いた一曲だと紹介されて始まる"Sheridan Square"

HIVで亡くなった友人たちを想って書いてるんだそうで、メンケンの気持ちが痛いくらい感じられました


そして改めて、メンケンが今日という日にこうやって来日していることが当たり前じゃないんだな、とより一層感じました ありがとうメンケン



MCでアシュマンとの思い出を中心に話しながら演奏されるBeauty and the Beastメドレー

"Belle"は確かにCDで聴いたときは長い曲やなあて思ってたけどアシュマンとメンケンのクリエイティビティの結晶だったんだと納得したし"Gaston"も2人が楽しそうに曲を作ってる様子が想像できたし"Be Our Guest"はダミーで作ったメロディーが採用された経緯を初めて知れたし"Beauty and the Beast"は何も言葉はいりませんね。素晴らしい。愛の話ですね。


個人的にはディズニールネサンス以前のプリンセスで一番共感できるのはベルで(そりゃあそう)(プリンセスに共感を求めるな)、そんな名作を彩った音楽の制作背景を知れたのは貴重な経験でした



そのあとのNewsiesは本当に申し訳ないのですが知らなくて、でも終演後に改めて曲を聴いたらザ・ブロードウェイミュージカルの楽しそうな雰囲気で気になる作品リスト入りしました



アシュマンが亡くなって初めてほかの作詞家と組んだ曲、と紹介されて始まったのは"A Whole New World"

この人誰と組んでもいい曲書くんだな、、、新宿のカラオケで泥酔しながら歌った曲と同じとは思えないくらい美しい曲で素直に感動しました

"Friend Like Me"は「一緒に!」って言われたけど何を一緒にやればいいかイマイチ分かんなくて口パクでこっそり歌ったところで一幕終了です。



内容濃すぎん?まだ半分です

この時点で泣きすぎてマスクは涙と鼻水だらけです

しかも一幕の終わり方がかっこよくて"A Whole New World"のアウトロを弾きながら

「私の人生はここから"ホールニューワールド"になっていきます(全く新しい世界を迎えます、みたいな和訳だった気がする) その続きは、二幕で」

って尺ぴったりで曲とMCが終わるんですよね カッケーーーーーー



二幕はブロードウェイ版Beauty and the Beastの"If I Can't Love Her"から始まります

恥ずかしながら未観劇で初めて聴いたのですが、こんな切ない曲があるのだと胸が苦しくなりました 美女と野獣しか勝たんな



スティーブンシュワルツと組んだ"Color of the Wind"が続きます

名前聞いただけじゃ正直ピンとこんかったけどWickedやってる方なんですね

(秋からの公演楽しみだね)(Wickedは高校生の頃からカラオケで歌うくらい好き)(でも未観劇なのよ)(絶対観ような)(カッコで本題と違う話を語るな)

歌詞がマジで綺麗ですよね。この曲を聴いた直後だけは私も風の色が見えるようになる気がします。

Pokahontasは作品全体通して綺麗だから、週に1回は観て心を清めたいです。



そして遂にきましたThe Bells of Notre Dame

作品そのものが大好きです 観るのに精神消耗するからそんな頻繁には観れないけど大好きです

"Someday"を聴くたび己の穢れに気付かされて、エスメラルダみたいな見た目も心も美しくて強い女になりたいと思ってしまいます。絶対に無理だけど

個人的には"Out There"のメンケンが一番力を込めて歌い上げてた気がします

メンケンのいう通り興行収入はイマイチやったんやろうけどこの作品が好きって人多いと思うな(特に大人たち)


さらにMCで舞台版について「形を変えて作品が愛されることは素晴らしいことです」って言ってて、

6月に四季版を観劇して「メンケンの音楽すげ、、、ディズニー版と違うラスト(原作に忠実なラストです)もすげ、、」と観劇後なってた私に刺さりすぎて、

そうだよね、メンケンも素晴らしいって思うよね、ありがとうありがとうとまたもや涙を流す女になりました

国籍も年代も何もかも違うレジェンドと同じ感情を共有できるのってほんと素晴らしいよね。



ゴスペル調の曲を作ったと紹介されたのは"Zero to Hero" 

MCでゴスペルって聞いた瞬間「キタキタキタ」になったしメンケンのピアノ演奏もエネルギッシュでかっこよかったです

"Go The Distance"はずっと大好きで、高校生くらいのときは一番好きなディズニーソングって言ったし、今もパークミュージック以外で一番好きな曲のひとつです。いいよねえ。

Herculusは正直話見てもイマイチやったけど、名曲揃い。



そのあとMCでめちゃくちゃHome on the Rangeをコキおろしてて、私もこの作品は名前しか知らないなあと思いながらメンケンの貶しっぷりに笑ってたら

「この曲は奇しくも今の情勢(コロナ禍)に重なるところがあります」のようにMCが入り、"Will the Sun Ever Shine Again"が始まります


初めて聴いたけどめっっっっっっっっちゃいい曲で、しかも歌詞も本当の本当に刺さってまさかのこんなところで泣くとは思いませんでした

ほんとに何回泣いてんのって思うし涙が出ることだけが全てじゃないけど、素晴らしいものを摂取したときは本当に全部水分が出てっちゃうんですよね。困った。

帰り道で早速Apple Music入れようとしたら既に保存してるディズニー公式プレイリストに入ってました。初めて聞いてなかったです。



正直そのあとの、劇場でも見て地上波でも録画データが擦り切れるくらい見たEnchantedは賢者放心状態でした。

"メンケン風"の作曲ができる人を探している話を聞いたメンケン自身が「僕でもできるよ!」と手を挙げて作曲した話、オマージュが散りばめられたEnchantedらしくてめちゃすきでした。



そのあとは馴染みのない作品が続いて賢者時間が続き(マーベルも実写版も知らなくてごめんなさい、、)、終わりました。

Disenchantedはディズニープラスで視聴して部屋で一人信じられないくらい号泣した作品だったので、"Love Power"聴けてよかったです。

なんか2作目は賛否両論あるぽいけどまじで全人類に見てほしい特にこの曲はイディナがメンゼルすぎてめちゃ感動します



最後のほうはかなり賢者でスン...てなったけど、満足度は高すぎるしやっぱり来てよかったなあと心の底から思いながら、本編が終わって拍手でレジェンドを見送っていると、

アンコールで、メンケンが戻ってきて


「最後は日本の皆さんしか分からない曲を、、」とMC。

会場からの歓声、一体感素晴らしかった。


入場時にもらったセトリの紙(一般人の用語でプログラムと言いますが)には名前がなかったから、ちょっと期待してたけど、この演出でパークミュージック挟むのは違うしなと思ってたあの曲がアンコールに待ち構えてました。

もうスタンディングで聴きながら放心状態。

一瞬だって目を離したくないのに目が潤んで視界が歪む。

ほんで当たり前に歌詞がいい。メロディもいい。

Life is the greatest adventure この歌詞がその日語られたメンケンの人生を表していました。

本家至上主義ではないけど、曲を産み落とした人間が奏でる音楽を生で浴びるのはやっぱり一番の贅沢なんだよな。

名古屋にいるはずなのに舞浜にいる気持ちになってしまいました。


拍手喝采 アランメンケン万歳 同じ時代に生きることができてよかった。

本当に最高でした。


 

 




感動の余韻の中、栄駅まで人の流れに従って歩いてサンシャインサカエでマックを食べてあまりにも気分が良くなりすぎて南ことのさんに会いに行ったのはまた別の話。




はにゃ???


昼に観覧車に乗って複数のトレカの中から一発で自引きしてしまったのもまた別の話、、、