神戸にゃん太の会創設者であり、元代表の華さんが、この度、第40回こうべ市民文芸エッセイ部門で
『震災関連特別賞』を受賞されました✨
そのエッセイには30年前の阪神淡路大震災での経験が綴られており、それがにゃん太の会発足の原点となり、現在の活動へと繋がっていることに深い感銘を受けました。
このずっと後に私たちは華さんと出逢い、その強い信念と牽引力に惹きつけられ、共に活動するうちに仲間がどんどん増え、現在に至ります。
華さんの素晴らしいエッセイを、ぜひ皆様にもお読みいただきたく、以下に全文掲載させていただきます。
〜災害時ぺットと避難を 〜
大災害が起きたとき、家族の避難場所に飼い犬や猫などのペットも一緒に過ごせる施設を、行政が主体になって作る機運が高まってきていると感じて嬉しく思っています。
家族に寄り添って生きている犬や猫は、家族を信頼しきったその愛らしさ、仕草はおかしくもあり可愛くもあります。心を和ませ、ストレスを緩和してくれる存在です。 家族が災害に遭遇したとき、いつも足元に寄り添ってくるこの小さな命も一緒に避難するのは当然だと思います。
しかし、三十年前の阪神・淡路大震災のとき、
「この非常時に犬や猫を避難所に連れてくるなんて非常識きわまりない」と、非難の目があふれていたのが実態でした。
私は目撃しました。多くの被災者が避難していた小学校の玄関先の寒風が吹きすさぶ場所に、段ボールを敷いて一匹の猫を抱いた婦人が遠慮がちに座っていたのです。
「この非常時に、たかが猫を連れて来るなんて」周囲の冷たい眼差しを感じて奥へ入るをためらってると思いました。
「その猫を預かりましょうか」 思わず声をかけました。一瞬身構えましたが、非難されているのではないと知り、ホッとした表情をされました。
しかし、びっくりしたのはその後でした。
ご婦人とのやり取りを聞いていた数人の方が私を取り囲んだのです。「我が家の猫もお願いしたいのですがだめでしょうか」「壊れた家に仕方なく置いてきました」「余震が来ると崩壊するかもしれない」口々に崩壊家屋に置いてきた飼い猫への思いを訴えられたのです。申し訳ありませんが預かれるのは三匹だけ、それぞれのお宅からの「預かり猫」を引き受けました。 我が家には一匹の飼い猫がいましたから扱いには慣れていました。各部屋に段ボールで作った隠れ場所やトイレを用意して、飼い主の方から、預かる猫の性格、性質をお聞きしてお世話を始めました。 どの猫も飼い主に可愛がられていたからでしょう、性格が穏やかで、何のトラブルもなく過ごし、半年から一年預かって、飼い主の方が迎えに来られ、連れて帰られました。 この体験で、私の日常は保護猫活動に大きく舵を切っていきました。近くの公園にできていた仮設住宅に避難していた人たちが引き上げた後、転居先がペット禁止だからと多くの猫が置き去りにされたのです。猫は繁殖力が強く,ほとんどの猫は不妊手術をしていなかったため自然にどんどん増えていきます。餌を求めて彷徨う猫を見かねて餌やりをするお方。当然の行為なのですが、猫嫌いの人たちとのトラブルは、時には警官の出動する騒ぎになることもありました。「餌をやり続けるから増えるのだ!」と、怒号が渦巻く地域紛争は弱い者イジメさながらの光景で、一帯は「餌やり禁止」の張り紙だらけでした。 非難の応酬だけでは解決の糸口はないのです。餌やりさんに呼びかけ、一緒に始めたのは、増やさないようにすることでした。まず捕獲して不妊去勢手術をして元に戻す活動です。資金をつくるためにアルミ缶の収集・売却を始めました。 その後、大阪の指定病院まで運べば手術費用の無料券が使用できることをネットで知り、団体登録。仲間や行政とも連携しながら一歩一歩、野良猫たちを増やさない、一代の命を見守ろうという活動が広がり、賛同者がふえていきました。 指定病院が神戸にも開院、協力の輪をもっと広げようと「神戸にゃん太の会」を発足させました。 全国に先駆けた神戸市の「人と猫との共生条例」が生まれ、強力なバックアップも得ることができるようになりました。せっかく生まれた命の重さ、人も猫も共に生きられる地域にと、仲間の輪が大きく広がりました。 近い将来、南海トラフ地震など大きな災害を引き起こす日が来ると地震学者が語っています。いつ発生するかわからない災害でも、ペットがいる家庭は一緒の避難を話し合っておく。また、行政や地域も一体となって物理的な避難だけでなく、家族を頼りにし一途に寄り添ってくれる小さな家族ペットの癒しの「こころ」も一緒に避難できるようになればと願っています。
©️橋本まさ子
エッセイの中にも書かれているように阪神・淡路大震災の時はたくさんの動物たちも被災しました。
当時はペットのことは後回しが当然で、一緒に避難することが許されず、辛い経験をされた方がたくさんおられました。
今はその後の東日本大震災の教訓なども踏まえ、動物も大切な家族の一員であり、「一緒に避難する」という考え方が社会でも広く浸透してきました。
そして近い将来、南海トラフ大地震は必ずやってくると言われています。
華さんのエッセイを多くの方に読んでいただき、
大切な家族である動物たちと一緒に安全に避難するための備えを改めて真剣に考えるきっかけになればと願います。
ご支援の御礼です
匿名希望様
『神戸ねこのひかり基金』に
ご寄付をありがとうございました🙏💖
残高 609,146円
(4/5現在)
オオタチカ様
保護猫費用にご寄付を
ありがとうございました。
そしてたくさんのフードも
ありがとうございました🙏
こちらはお名前が見当たりませんでした。

クボタマサコ様

日下淳子様
ありがとうございました🙏💖

mi-mi様

松木琉可様
ありがとうございました🙏💖

ご支援に心より感謝申し上げます。
添えられた温かいメッセージにも
励まされております💖
本当にありがとうございました!!
引続きお願いばかりで申し訳ありません💦
慢性的に不足しています。
フードや砂のご支援よろしくお願いします🙇
ご支援のお願いです
保護部屋別にリストが分かれ
それぞれの住所が登録されています。
送り状にお名前を記載して頂ける場合は
ギフトボタンにチェックを入れて下さいませ
シェルター、まみだぬきさん、ももさん、
オミリーさん、メルモさん他保護部屋

にゃんたフェ神戸欲しい物リスト①
(神戸にゃん太の会)
スミレさん、ランタナさん保護部屋

にゃんたフェ神戸欲しい物リスト②
(にゃん太の会)
ルミさん保護部屋(トラちゃん用)

にゃんたフェ神戸欲しい物リスト③
舞多聞譲渡会
4月13日(日)13時〜16時

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