紅緒、安らかに | 猫の幸せが私の幸せ •*¨*•.¸¸♡

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神戸にゃん太の会のブログへようこそ!

『猫の幸せが私たちの幸せ』を合言葉に活動しています。

※当会はシェルターを持たず、各メンバーの自宅で猫を保護しています。
そのため、個別の保護依頼はお受けできませんことをご理解ください。

10月に入りました。

長すぎた残暑がようやく終わって

一雨ごとに涼しさを感じるようになりました。


この夏は本当に暑かったです。

今まで経験したことがないぐらいの暑さでした。


そんな夏のはじめに

メンバーのルミさんが出逢った紅緒が

お空に帰りました。


3ヶ月ほど前のこと

ルミさんが紅緒を見つけたのは

ある市営住宅の駐輪場。


ぐったりと横たわっていたそうです。


もしかしたら亡くなっているかもしれないと

近づいて見てみると

呼吸で体が波打つのをみて

生きていると、ほっとしたルミさん。

急いでいつもバイクの後ろに積んでいる

フードとお皿を取り戻って

食べさせました。


するとムクッと起き上がって

ガツガツとパウチを2袋平らげたそうです。



お腹が空いていて

動けなくなっていたのかもしれません。


その後、猫さんはルミさんの後を

ずっとついてきたそうです。


ガリガリに痩せている背中を撫でた感触が

春に見送ったミーたんそのもの。


「置いていけない…」


ルミさんから

「ついてくるんです…保護していいですか?」と

グループラインに連絡が入りました。


もちろん誰も反対しません。

すぐにメンバーが迎えに行き、病院へ向かいました。


年齢は10歳は超えているおばあちゃんで

体重は1.9キロで極度のガリガリ。

脱水と栄養失調でした。

点滴とコンベニア(2週間効果がある抗生剤の注射)をしていただき

ルミさんが連れて帰りました🏡


そしてその日からにゃん太っ子になり

名前は「紅緒さん」と命名。



その翌週に会いに行くと

すっかり元気そうな紅緒さんに会えました。



それからは

ルミさんに大切にお世話されて

涼しいお部屋で

美味しいごはんをお腹いっぱい食べて

快適にのんびり暮らしていました。



でも…

たくさん食べるのに  

一向に体重が増えない。

ルミさんはおかしいなと思って

病院でさらに詳しく検査していただくと

甲状腺機能亢進症とわかりました。


処方していただいたお薬の効果もあり

やっと2キロを超えたと喜んでいた矢先

体調が急変してしまいました。


前日までごはんの催促して

ルミさんのストーカーだったのに

何かが起こったのだと思います。


すぐに病院に連れていきましたが

厳しい状況でした。

いろいろケアしていただきましたが

その甲斐なく

翌朝病院から亡くなったと知らせがありました。


あまりに突然過ぎる別れでした。


でも思えば

出会った時からもう、

ギリギリの状態だったのかもしれません。


ひと夏の短い時間でしたが

ルミさんの家で

暑さ知らずに快適に過ごせてもらえて

良かったと思います。

それが救いです。




紅緒  

にゃん太の会にやってきてくれて

ありがとう✨




きっと、また会う日まで



横山由加さま
紅緒の為にお花をありがとうございました。


by カリン