早く風邪を治そうとお家にこもって
「紙の月」を読み終えました。
NHKでドラマ放送されてますがまだやってるのかな?
辛辣な言葉でいってしまうと
女性の痛々しい部分が浮き彫りになってくる展開に思われました。
最後の最後にどんな救いが待っているんだろう
と思いながら読み進めてましたが
やはり切ないそれぞれのラスト。
これが現実なのだろうと思いました。
自分の中の価値観が正しいと疑わず
良かれと思ってやった行動が自分の行く道を迷わせてしまう悲しさ。
信念を持ちつつも柔軟さと寛容さを持ち合わせ
周りを見渡し自分を客観視する事が大事だなと思わされた作品でした

自分では経験しない、出来ない事を本を読む事によって疑似体験し
読んでいる間は当事者の気持ちになるんですよね。
本を閉じればそこにはいたってフツーの主婦の私がいるのですが
本を開く度に自分ではない誰かの人生を辿れるというのは面白いものです。