ウルトラC


こんにちは、カルです。ねこです。

今日みたいにお天気の日は、朝から絶好調です。
おかあさんのベッドやらソファーやらクッションやら、
玄関マットなんかも蹴散らしながらぼくは駆け回る。

すごい元気。
すごく快調。
ごはんも食べたし、トイレも済んだ。
家の中のチェックも一とおり済ませたから、もう何も気になることはない。

‥と、いうことでぼくは必ず眠くなる。
天気のいい日は特に眠くなる。

雨が降って湿気が多い日もだるだるで眠くなるが、
今日のようにカラッとした日もすぐに眠くなる。
昼間のぼくはいつでもネムネム大王だ。

おかあさんのベッドの枕元、おとうさんの座椅子、
洋服ダンスの上、ベランダの物置の下などなど、
お天気の日はよりどりみどりで昼寝場所に迷ってしまう。

‥寝る場所によって感じが違うからね。

だからぼくは、いろんなところでいろんな昼寝を楽しむために、
ちょっとづつ移動しながら昼寝することにしてる。

でもたまにぐっすり眠りすぎちゃって、目が覚めたら外がもう薄暗くて、
おかあさんもおとうさんも出かけちゃって居なかったりするとすごく悲しくなる。

そういう時は“かたい”ごはんをボリボリ食べながら気を紛らわしてみる。

でも、どうしようもないからまた寝ちゃう。
ただ、そういう時に限って寝坊しちゃうんだなぁ。
おかあさんたちが帰ってきたことに気がつかなくて
玄関のお迎えに間に合わなかったりしちゃう。

そんな時は決まって「あ~っカル、寝てたでしょう!」と冷やかされたり、
からかわれたり‥なんかちょっと恥ずかしい。

でもぼくは昼寝はやめられない。
だって眠くないときは寝ないし、眠いときばかりってわけじゃないから、
眠いときには絶対、昼寝する。

ライ麦畑で眠らせて‥。



 
ベランダ


こんにちは、カルです。ねこです。

昨日、ぼくはいつものように家のベランダの手すりをひょいと越えて
お隣のベランダへと行ってみた。

するといつもと様子が違ってた。
お隣さんは先月引越したから誰もいないはずなのに‥窓が全部開いている。

?‥変だな。

ぼくはそお~っと中に入ってみた。
誰もいない。
家具も何も無くて、ガランとした部屋の中をぼくは探検してみることにした。
ぼくんちよりちょっと広いな。部屋がひとつ多いような気がする。

あっちこっち走ってみた。
そしたら人の声がして、焦ってターンしたらツルツルの床ですべった。
かっこ悪いところを見られたかな?。

「おい、ネコがいるぞ!」

ぼくは洗面所の影に隠れた。
そして人が近づかないように威嚇した。

ウゥーッ!(こっち来るな!)

「どうしよう?」
「う~ん、仕方ないなぁ、玄関の扉少し開けとこう。そのうち逃げるだろう。」

ぼくは人の気配がしなくなるまで洗面台の影に隠れてじっとしてた。
もういいかなと思って急いでベランダへ行ってみると、
あ~っ扉が全部閉まってる! これじゃ家に帰れないじゃん。

どうしよう。
ぼくは途方にくれた。
‥くそぉ~おなかすいたなぁ。
そしたら、どっかから声が聞こえた。

「カル~っ、カルぅ~っ!」

あっ、おかあさんの声だ! おかあさんが呼んでる!
ぼくはその声のする方へ行ってみる。
玄関の方だ。

‥弱ったなぁ、ぼくはこっちからの家への帰り方を知らないんだよ。

「カぁ~ル~っ!」

‥でも、あれは確かにおかあさんの声だよなぁ。
ぼくは玄関に行って、少しだけ開いてる扉のすき間から恐る恐る覗いてみた。
やっぱりおかあさんだ! わぁーおかあさ~ん。
ぼくは走った。

おかあさんはすぐにぼくを抱き上げて、
どこにいってたの? なんでこっちから出てきたの? と聞いたから、
ぼくにもよくわからないって一生懸命言ったんだけど、
ぼくの言ったことがおかあさんにはよくわからなかったみたい。

‥でもいいんだ、
そのあとおかあさんはいつもよりたくさんカニカマをくれたから。

美味しかった。





みなさんはじめまして、カルといいます。

ほんとうはカルシウムといいますが、
みんな「カルちゃん」と呼ぶのでカルでいいです。

ぼくは女の子だけど自分のことを“ぼく”といいます。
ぼくは9歳だけど、人間の年齢にすれば
とっくに40歳を過ぎているからもうおばさんです。

でも、おかあさんとおとうさんの前では子供のフリをしています。

名古屋の金山というところにある市民会館の裏の公園で、
今のおかあさんに拾われました。
おとうさんとおかあさんが東京に引っ越すことになって、
おとうさんが運転するトラックに乗って品川へやって来ました。

それからずっと品川に住んでます。

好きな食べ物はカニカマです。
毎日、夕方のおやつの時間に食べます。
時々、出すことをおかあさんに忘れられて
食べられないときもあるけど、だいたい毎日食べます。

本当は毎食カニカマでもかまわないけど、
絶対おかあさんは許してくれません。

みなさん、ぼくに何かくれる気になったら、
是非カニカマにしてください。
‥ブランドや銘柄は問いません。
安いやつでも残さず食べます。

これから毎日、日記を書きます。
みなさん、どうぞよろしく。