崖っぷちさん!終わりましたよー。

と起こされる。


肩の手術の時は全然目が覚めなくて抜管も分からず病棟に帰ってもウトウトと寝てしまうくらいだったのに…


去年の痙攣重積での入院でミタゾラム(麻酔)使いすぎたせいなのか今回はすごく良く目が覚めた。



呼ばれた瞬間目がぱっちりと開き

息ができない…苦しかった。

口の管抜きますねー。と…


早くしてくれーー_(:3 」∠)_とプチパニック。

でも去年のICUの抜管より痛くなかった。


酸素マスクに変えられてベッドのまま手術室を出棟する。

手術室の入り口で一瞬見えた時計が17時に見えた。

15時半から17時かー。2時間予定だったけど1時間半で終わったのか!

呑気にそんなことを考えていた。



アセリオを点滴してもらっていたからか痛みは覚悟していた1/5くらいだった。


そして病棟のリカバリールームへ帰ってきたら複数の看護師さんと主治医とで酸素やモニターや点滴などなどを着々と整えられる。



しばらくは仰向けだけしか向いてはいけない…この視線も飽きそうだなぁ…


そんな呑気な崖っぷちに対して

主治医が去り際に明日退院する?と聞いてきて勢いで返事をしてしまった。笑


そして主治医が親にICをして親がベッドサイドに帰ってきた。

あれ?母親だけだったはずなのに父親もいた。


あれ?なんでいるの?とかなり平常心な娘。笑


父親から一言。

何時だと思ってるんだよ!笑

と突っ込まれる。


ん?手術室の時計で17時だったよ?と



いや、もう19時だからね?

寝たまま時計見たから変なふうに見えたんじゃないの?笑

と、突っ込まれる。笑

もう私の家族は私の去年の人工呼吸器になり死ぬんじゃないか。と本気で思った一件で

こんな元気に会話する娘をみてノリツッコミできるくらい肝が座っている。笑


え?明日退院するの?先生が傷がよければいいって言ってたけど…と。笑

うん。なんか勢いで返事しちゃった。笑 と


まぁ、職場だし極力入院していたくはなかった。


そして何より傷が痛くない!


足どうなってるんだろう?と自力で足を上げられる程余裕があった。笑


そして見て衝撃。笑

足こんなんなってるの!?


まぁ、なんでもいいかー。と思いつつ消灯にすぐなったから眠った。

点滴交換、定期的な血圧測定でゆっくり寝ていられない。
あと寝返りができないからあまり連続して眠れない。


看護師さんが気を利かせて眠れないならテレビつけておいてあげるよ。とテレビをつけてくれた。
酸素も下がらないから取ってもいいよ?と

酸素も邪魔だったので外した。笑


そのまま少し寝ては起きてを繰り返して朝を迎えた。


朝改めて見てみるもやっぱり凄い…
6cm切るだけでも大変だなー。と


そして主治医の回診。
傷の消毒をしてオプサイトで保護してお終い。
抗生剤の点滴が終わったら退院していいよー。あ、あと仕事復帰していいけど90°以上曲げないでね。
念のため3日間分抗生剤出しておくから飲みきってね。と…
あれ?なんも制限ないって言ってたじゃん!と思いつつまぁ、いいか。と開き直る。笑


なんか6cmに対して大きなオプサイトが貼ってあるけどまぁ、いいか。と点滴が終わるのを待つ。

尿管も抜きいよいよトイレにも自分で行く必要が出てきた。

痛いかなぁ…と慎重に足をベッドから出す。
無駄に知識があるだけあって足を下垂すると痛みが出ることを知っている。

けど大丈夫だった。
ただここで大きな問題が生まれた。

膝が曲がらないことで装具が履けない。
でも装具無しでは歩けない。

5分くらいかけてなんとか装具を履いた。
体が硬かったことを恨んだ。笑

そしてさすがに体重をかけると痛かった。
そして足首を反らす力が無いから常に膝を後ろに引いて歩いている。
傷でそれができない。お陰でうまく歩けなかった。

両松葉杖歩行での退院となった。
お昼ご飯だけでて食べたら退院となった。

一昨日の夜を最後に食べてなくてお腹が空いたけどいざお昼ご飯が出てきたらバニラアイスだけ食べた。


そして親の迎えで自宅退院した。


家に帰ってよくよく測ってみると傷は13cmもあった。

………ん?話が違うぞ?
2箇所に分かれたのかな?分かんないけど…


特に傷の痛みもそこまで強くなく平穏に過ごせた。
ただ症状は何も変わらなかった。何が変わってくれるといいな…と思う崖っぷちでした。