私は義姉に形見分けをするから我が家に来て欲しい旨の電話を夫にしてもらいました。

 

すると、いつ行くことが出来るか後日電話する(返事する)と義姉はまたしても言いました。

 

丸二日経ちましたが一向に訪問日を告げる電話はありません。真顔

 

義姉さんの「またいつか」は本当に予想もつかないから、もう一度電話を掛けて欲しいと夫に強く要求しました。なるべく早く家の中を整理したかったからです。

 

二度目の電話は義兄が出て「今週の土曜日の午前10時30分から11時頃までには行けると思う。」と言うのです。

 

書類の受け渡しじゃあるまいし、短時間で終わる用じゃないのに・・・えー

 

ほぼお昼に訪問するのか??って疑問に思いましたが、まあ私の感覚としてはそんな時間になるなら時間をずらし午後1時から行くようにするけれど、それは私の感覚であって、しかも人には色んな事情もあるだろうし、仕方がないな、土曜に備えて一応、昼食の準備をしようと思いました。

 

スーパーではないチェーン店の、少しだけお値段の張るお寿司と、豆腐のすまし汁、酢の物、いんげんの胡麻和え、天ぷら、(海老・しし唐・南瓜・舞茸・竹輪)とデザートの和菓子を用意しました。

 

そして義兄が精進落としの懐石料理で注文していた物と同じ銘柄のビールも用意しました。

 

ところが当日になり、11時を過ぎても義姉夫婦は到着しません。

 

他のお料理は既に出来上がり後は盛り付けを残すのみだったので天ぷらを揚げ始めました。

 

次第に焦り始めた私は夫に「電話を掛けて来てくれる?」

と言い夫は電話をしましたが、「出かけた後なのか電話には出ないよ」と言いました。

 

11時30分を過ぎた頃電話が鳴り、首を長くして待っていた電話は義姉からでした。

「あと少ししたら着く。」と言うのです。

 

私は義姉より9歳年が下ですがなんだか近頃は私の方が年上の気がしてきている今日この頃。。。

 

「昼食の用意をしていますから、ゆっくり出て来てください」

「気を付けてお越しください。」と電話口の義姉に優しく丁寧に言いました。

 

義姉夫婦は12時まであと10分位といった頃にやっと到着しました。

 

先ずは食事をしてもらい後から形見分けをする事になりました。だってもう昼食の時間ですしね。あせる

 

「義母の物は何も要らないので義姉さん、選んでください。後は適当に処分しますから…。」

 

私がそう言うと義姉は和ダンスから全てを出して選びました。和ダンスの上段の宝石類やアクセサリーなど義姉にとって目ぼしい物をジャンジャン袋に詰め込んでいきました。何故か嬉しそうで生き生きしていました。真顔(自分の母親の物ですしね、違和感も異論も何もありません。)

 他には傍らに小物や消臭剤等が入れられる信楽焼の狸の可愛らしい置物をみつけ、「玄関に飾るわ🎵」と上機嫌で持って行ってくれました。

収入印紙3枚も見つかり自営業の義兄は「ちょうど切らしていたんや。助かった。」

とニコニコしながら財布に仕舞いました。


純金24金製の刻印のある、

今から20年前に亡くなった義父の勤めていた会社の記念の小判も、(当然ですが)持って行ってくれました。


そしてタンスの中から出すだけ出して義姉は買取店にでも行けば?と無責任にも言い放ち、出しっぱなしで元に戻す気配はありません。

 

私は「恐怖の開かずの義母の納戸です。」と言いつつ(工夫して開けないと外れそうになるため)襖を押しながら開けて見せて、

 

「凄いでしょう、まだまだ当分片付きそうにないわ」と言いながら、義母が騙されて多分法外な価格で購入したであろう新品の羽毛布団を夫に取り出してもらい義姉に「良かったら持ち帰ってください。」と言いました。(勿論持ち帰ってくれました。)有難う、義姉さん!!ニヤニヤ

 

義姉夫婦は自営業、大きな荷物を積める車を他にも所有しているし、

もしかしたら、いや、きっと、きっと、、、

「また車を出すから片付ける時は言って。手伝うよ」

そんな反応を予想していました。

ですが、微かな私の期待はまたしても裏切られる事になりました。

 

そして、私を打ちのめすのに十分な、冷淡で冷酷な言葉を義兄が発しました。

 

「片付けるのに二年は掛かるな、こら大変や」

他人事の様に言って二人は帰って行きました。

お二人共まるで天真爛漫な子供の様です。ある意味幸せな人達かも知れません。私は学びました。今更ですが、人の思惑ばかり気にしていたら生き難いのだ、と…。

 

翌日は夫も私も人事担当との面談を控えていると言うのに、義兄の言葉に触発され、

意地になり、私達は夕食を終えてすぐ二人で片づけ始めました。手を休める事無く…

 

大方終わったら日付が変わり、夫は先に就寝し、私は無造作な夫の片づけ方が落ち着かず、私はもう少しの間片付けて寝ました。

 

恐怖の納戸の片づけ奮戦の経過をご覧ください。正にゴミ屋敷です。

綺麗好きな方、、卒倒しないでください。言い添えておきますがあくまでも、納戸の中だけの物です。

 

衝撃映像です!!

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ごみに足を取られよろけて写真は手ブレです。

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和室一面ごみの山、山、山。

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中身を出し袋に詰め込んだ後の収納ケースと洋服ダンス、左側は整理ダンス、右はやっと扉が開いたクローゼットです。

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箪笥の上の座布団類。粗大ごみを持ち込める清掃センターにて処分予定です。

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やっと床が見えてきた!えーん



窓から光が差し込む、結構な大きい窓だった事に驚く。


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クローゼットの中も大分片付いた!

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上の写真のごみ袋は町内(自治会)の集積所三か所を回り分散させて既に捨てましたが、

今現在も洗面所に残っている雑多なゴミです。↓

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まだまだ残っています。ビニール袋のごみは市の指定のゴミ袋で、埋め立てゴミで月に一度しか収集がなく、2月は終わっていて次回は3月半ば。ショボーン

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お疲れだニャ~おとうしゃん、おかあしゃん、僕でさえ眠いよ。

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 それにしても義母さん、物持ち良すぎですって。プンプン

認知症になる前に少しは納戸を片付けて欲しかったです。



続きます。しつこいですね。でもよろしければ次回もご訪問くださると嬉しいです。

次回で終えます。お願い

 

お読みいただきありがとうございました。