寝ても寝ても眠かった昨日までと打って変わって、全く眠気の来ない夜になりました。


原因は、夕方に掛かってきた一本の電話。


掛けてきたのは母。

エアコンを買ったんだけど、工事費が思ったより高くてお金が足りない、貸して欲しい、とのこと。


あぁ、またか。と心臓がドクンとなるような暗い気持ちを感じました。




私が実家を出た直接の理由は、親からの際限無いお金の無心でした。


口では「貸して」というけれど、返済の当てのないそれ。ついには、2ヶ月おきに、私の月の給料を超える額を要求するようになりました。


愚かな私は、借金を重ねてまでもその要求に応え続けていました。


それを断ち切るために実家を出て一人暮らしを始め。

そこにも無心の電話は掛かってきました。


「もうそういうことは止めよう」


そう言った私に母は、

「今まで二人三脚でやってきたのに」

と言いました。


『あなたのパートナー、配偶者は私ではない。

それに、要求し続ける、応え続けるのは二人三脚ではなくて利用しているだけ』

口には出せなかったけれど。

すぅっと心が冷えるのを感じました。


そして、ここで折れては駄目だ、と断り続けました。




あのときは、世帯が分かれたというきっかけを利用して切りました。

ここでまた受け入れたら危険。
今回は返済の当てのある「貸して」だけれど。
エスカレートしたときに、止める手段を見つけるのが難しくなってしまう。

それが分かっているのに。

また、貸す約束をしてしまいました。

ダメだと思っているのに断れない自分の弱さが悔しいし、断れないと分かっていて言ってくる母の行動が悲しいし、自分の狡さを分かっているであろう母の辛さが哀しい。

こんな時。
自傷癖があれば、一瞬楽になれるのかな。
切ったら、一瞬忘れられるのかな。

それも出来ない自分。

せめて文字にしてみたら楽になるだろうか。
そう思って、綴ってみましたが。

ただ悲しい気持ちが湧いてくるばかりです。