「踏青」という言葉を知っていますか?
これこそ本来のアロマテラピーといえるものだなって感じます。
【踏青・とうせい】
春に咲く青い草を踏んで散歩をする、もともとは中国の行事の名前。
俳句の季語でもある。
「青き踏む」ともいう。

春に咲く野草を踏みながら散歩することで、
植物に含まれるエッセンスが自然に薫る。
そして呼吸と共に自然に吸いこむ。
イギリスではカモミールを踏みながら散歩をしたり、
デートをしたりする。
あんないい香りを嗅ぎながら遊んだり、
デートをしたらロマンチックだし、とっても楽しいだろうなぁ。
私が子供の頃は近所の原っぱや裏山で普通にやっていたこと。
春の日差しは心地よく、緑や野に咲く花々の色は瑞々しく美しい。
そして足で大地や草を踏み、手で草や花を摘む。
香りだけでなく、五感全てで自然を感じる。
こういうもともとは普通の時間だった環境を取り戻せたら、
アロマテラピーの一部は確実に必要なくなる気がする。
そうなることを願っています。