
タイトル: 鋼鉄ジーグ VOL.1
スパロボつながりで、鋼鉄ジーグに一言物申します。
どうして主人公の性格があんなに悪いの?
いや、性格というより口調が悪いのか・・・。
グレートの鉄也さんと思わず比較検討してみたい衝動に駆られる作品です。
ストーリーは、古代日本を支配した邪悪な国家「邪魔大王国」と
「女王ヒミカ」の復活を察知した考古学者司馬遷次郎が敵の襲撃を想定し、
自身の記憶をコンピューターに移植。
さらには、息子の宙(ひろし)を無断でサイボーグ手術を施し来るべき
邪魔大王国との戦いに備えていた。
おりしも、邪魔大王国の刺客に襲われ、命を落とす司馬博士。
それを機に「鋼鉄ジーグ」として邪魔大王国との戦いに巻き込まれていく
宙の心の葛藤を描いた硬派なロボットアニメ・・・
と、いうような内容でしょうか。
マジンガーZやゲッターロボを生んだ、ダイナミック企画の作品なだけ
あって、父と子の絆と対立を軸にストーリーが展開していく、かなり濃い
内容が魅力です。
この作品が異色な点として、当時玩具メーカーのタカラのほうから企画を
持ち込んできて、まず『おもちゃ』ありきで、製作がスタートした所。
タカラのマグネモシリーズといえば、当時大人気で男の子のいる家庭では
ほとんど一家に一台状態だったとか・・・。
いろんな意味で異色作といえる鋼鉄ジーグですが、綾瀬が一番衝撃を
受けたのが司馬家の金銭問題(?)
ヒーローの家といえば、マジンガーの甲児くんはいいとこのぼっちゃん風に
描かれていたり、ゲッターでも隼人は財閥の息子などという設定だったり
どちらかというと、
何不自由ない生活をしている
向きが多いわけですが、この司馬家は全く違います。
基地のコンピューターになった親父と、家計を支えるヒーローたる息子が
金の話で揉めまくり、喧嘩しまくり
なんて場面が、普通に描かれているんです。
子供心にコレは結構衝撃です。しかもかなりのトラウマです。
まるで、現実の我が家の様子を描かれているかのようで、
いたたまれない気持ちにさせられました。
子供向けのヒーローアニメで、こんなコトが普通に描かれているって
ある意味ものすごいことだと思いませんか?
きっと綾瀬のように、心に傷を負った子供も大勢いたことでしょう。
・・・いや、ひょっとしたらこんな感想を持ったのは綾瀬だけなのかしら。
まぁ何にせよ、スパロボでしかこの作品を知らない方はぜひ一度ご覧に
なることを強烈にお勧めします。
いろんな意味で発見のある作品だと思いますよ~★
---お約束・参加声優さんのご紹介---
司馬宙(しば ひろし):古谷徹
卯月美和(うづき みわ):吉田理保子
司馬遷次郎(しば せんじろう)/マシンファーザー:村瀬正彦
女王ヒミカ:高橋和枝
ダイリ所長:田の中勇
司馬菊江/フローラ将軍:山口奈々
黒鷲のドン/イキマ:緒方賢一
パンチョ/ミマシ/竜魔帝王:加藤修
チビ/アマソ:山田俊司


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