さぁ、ここ最近は学校やら実習やらで、ばったばったしております。
やばいさ。
本気でやばいさ。
看護学校に入る前、入ったあとも、実習はきつい!!ということばかりが耳に入り
えーーー!!なにが起こるのだ!??的な思いで不安ばかりが立ちこめていたので
たくさんブログでも検索したのですが、なかなか思う情報が手に入らなかったので
ここで簡単に実習とはなんぞや!?を語りたいと思います。
実習では実際に入院され治療を受けている患者様を受け持ちます。
もちろんそこには大きな責任が伴います。
そんな責任を学生が引き受けられるのか??
答えはNo。
そりゃそうですよねー。
必ず、その指導者さん(その病院で学生の面倒を主に見る看護師さん)、受け持ち看護師さん(その患者さんをその日受け持っている看護師さん)、教員(学校の先生)が私たちの行動を逐一観察し、患者さん害のないようにフォローします。
では、その状態でどのように学生が看護するのか??
病院や学校の方針によってかなり変わってくるかと思いますが、
1週間実習をした私の1日の病院でのスケジュールを少しご紹介します。
8時45分 メンバー集合
このときの集合場所はいろいろです。私の場合、うちの学校用にとお部屋を一ついただいてるので、そこに集合します。そのときに行動計画を発表します。
実習って、学校からやることを提示されるものと思ってましたが、すべて決めるのは学生自身です。
何がしたいのか?何を学びたいのか?なぜ学びたいのか??それをその日の実習目標・行動計画として時系列でまとめるのです。
たとえば・・・?
●実習目標
1、患者の病態に伴う観察項目、方法を知る
2、患者の入院前の生活を知る
●行動計画
9時 申し送り。患者の前日の様子を確認する。入院までの経緯、病態を把握する。
9時15分 行動計画発表・承認
10時 バイタルサイン測定見学。患者のバイタル、観察の方法を知る。
11時 清潔援助見学。患者のADLを知り、それに合わせた援助方法を知る。
14時 バイタルサイン測定実施。午前の見学を元に、患者に必要な観察を実施する。
15時 情報収集。患者の今までの状態を把握する。
16時 ミーティング。その日の振り返り、翌日の予定を指導者、教員、実習メンバーと共有し指導を受ける。
ざっくりこんな感じ。これは実習前半の計画なので、後半になるともっと変わってきますし、
自身の学習の進み度合い、患者の状態などによっても変わります。
すべて事前に紙面に起こして、教員に確認してもらって初めて病棟での実習が始まります。
9時 病棟申し送り
申し送りでは、学生が知ることのできない夜間の様子について看護師の申し送りから情報を集め、必要があれば、その時点で行動計画を修正します。
たとえば、前日の夜間に呼吸状態が悪くなり酸素投与を受けていた場合、患者の観察には酸素投与を受けている患者に必要な項目が加わりますよね。
9時15分行動計画発表
指導者さんにその日の患者にとって必要な援助の項目、その実施方法を説明します。そして、指導者や教員の見守りが必要か、一人で実施してよいのか、そのときに必要な物品の使用許可などをもらいます。
ここで看護学生にはさけては通れない、なぜ?どうして??という根拠が聞かれることが多いです。
観察、という行動計画を立てていて、普通なら見ればいい、と学生は思います。でもそれだけでは不十分。どこを見るのか?なぜ見るのか?それは必要なのか??根拠がなければ見学さえ許されません。
10時 バイタルサイン見学
さー、実際に患者さんのところへいきます。そのときも、なぜ自分が患者様のもとへ行くのか、それが明確でなければ患者様のところへは行かせてももらえません。
行って何を観察したいのか、それも事前に指導者、もしくは受け持ちさんに説明し、見学の許可を得ます。
以下同じくなので省きますが、
必ず、何か起こす前には指導者、教員、受け持ちさんにその根拠や方法を提示する必要があります。
患者さんに清拭の援助をする場合でも、その方法を事前に看護師に「こんな方法でやります!!」と説明して許可をとらなければなりません。
そして、必要があれば教員や指導者に立ち会ってもらい、見守りの元実施し、その実施の結果を受け持ちの看護師へ報告する。
それが1日繰り返されるのが病院での実習生の1日です。
大変そう??そうでもない??
受け取り方はそれぞれだとは思いますが。
まー大変ですよ。
自分のやりたいことを明確にするのが、とても難しいです。
そんな実習生活の毎日、がんばりますさー。