おはようございます
お休みなのに早起きしてしまったぁ・・・・
がんばって書いたブログも消えたぁ・・・
いいもん・・・・また書くもん・・・・。
ということで、昨日来院したわんちゃんの話。
初診で来院されたゴールデンレトリバー。
まず飼い主さんだけが受付にいらっしゃったのでお話を伺うと
急に歩けなくなり、左肘が膿んで腫れている。とのこと。
飼い主さんだけでは院内まで運べないということなので、
みんなでだっこしようと車までお迎えにいったのですが・・・
車内にハエが飛び、悪臭が充満していました。
わんちゃんは泥だらけ、目が見えないぐらいの目やに、言葉かけにも反応が薄い。
とりあえず、診察室まで運び膿んでいるという足を見たのですが
左前肢はパンパンに腫れ、皮膚は壊死している状態。
膿もたまっていましたが・・・・
うじも住みついていました。
話には聞いたことあったのですが、初めて遭遇しましたよ、うじさん。
右前肢も膿がたまり皮膚にぽっこり穴が空いている状態。
このゴールデンちゃん、飼い主さんのおうちでは飼えないということで畑にサークルを作って飼育してらっしゃったようす。
そのためあまりよく様子を見ることもなく発見が遅くなったみたいです。
このまま、その畑に戻すことなんてもちろんできませんし、飼い主さんのおうちも迎え入れる体制はない。
「お迎えできる体制ができるまで」というお約束で入院となりました。
最近は大きなわんちゃんも室内で飼ってらっしゃる方も多く、みなさんちょっとした異変にも気づいて来院してくださる方がほとんどです。
室外飼育でもきちんと飼い方を理解して飼ってくださってれば問題ないのですが・・・
まだこのような間違った飼い方をされている方がいらっしゃるのも事実です。
このゴールデンちゃん、年齢も15才と高齢。
がりがりに痩せている状態でも26キロ超とかなり大きく、筋肉もやせ細っているため寝たきりになるかもしれません。
飼い主さんが介護ができるのか・・・・?
辛い話ですが、こういうケースの場合安楽死を希望される方も少なくないです。
うまく飼い主さんをサポートして、ちゃんとおうちで暮らしていけるようにお手伝いしていこう・・・・。
そして、動物を飼う方みなさんにちゃんとした飼い方を指導していかなければ、と切に思った出来事でした。