「ピアノは歌うように弾くのよ」


ピアニスト
フジコ・ヘミングの言葉です


機械的に弾くことを教える先生はいるけれど
その通りに弾いていたら怖いこと


と、映画『フジコ・ヘミングの時間』
で話していました


音が優しい
重みがあって
厚みも思いやりも


その奥に垣間見える
人生の悲しみや焦燥感


彼女はいいます
リストのラ・カンパネラは
死に物狂いで弾かねば弾けない曲だから


その人が見える
その人がどんなことを考え
どんな風に過ごしているかまで分かる


他の人の弾くカンパネラと比べてほしい


私のカンパネラが他の人とは違うことを



と、おっしゃるフジコ・ヘミングさんのカンパネラは
映画の中からでも鳥肌がたちました



日曜日の昼下がりに観たDVDですが
今日の2時半から
東京でコンサートなんですね(^^)



現在、86歳



一度は生の演奏を聴きに行きます