12日夜は、三大流星群のひとつ「ペルセウス座流星群」がピークを迎えます。

(台風に関する解説は一つ前の記事を見てください。)

流れ星の数がもっとも多くなる、いわゆる「極大」のタイミングは12日23時頃と予想されていますが、地上でもっとも多くの流れ星を見られる時間帯は「極大」の時刻とはズレそうです。

一番流れ星が見やすいのは何時頃か、そしてどの方角を見たらよいのか?そして、そもそも流れ星の正体は何なのか?星空準案内人の資格を持つ筆者が解説します。

「極大」は23時頃だけど…?

流星ピークの際によく言われる「極大」というのは、宇宙空間の放射点から流星がもっとも多く放射される時刻なのですが、宇宙から落ちてきた流星(彗星のかけら)が地上からよく見えるには、放射点がある程度、空の高いところにある必要があります。

今回、「極大」の時刻は12日23時頃ですが、実際に流れ星がもっとも多く見られるのは放射点が高くなってくる13日未明〜明け方(東京では3時台)となりそうです。