2011年に70億ドル(約1兆300億円)の財産を残し、すい臓がんにより、56歳の若さで亡くなったスティーブ・ジョブズ氏の最後の言葉をご紹介します。

 



今、病床に伏し、今までの人生を思い出しながら、差し迫った死を目前にして、私が今持っている名声と富がすべて無意味であることを痛感しています。
私には、どのようなことにおいても最高の人材を雇うことができる経済力がありますが、私の代わりに病気になってくれる人を雇うことは不可能なのです。
お金で、あらゆる物を手に入れることができますが、お金では買えないものが一つだけあるのです。
それは「命」です。

年を重ねていくうちに、3万円の腕時計と300万円の腕時計が、同じ時を示すことに気づき、15万円の車と1500万円の車が、同じ目的地に到達させてくれることに気づき、1万5千円のワインと15万円のワインが、同じように「二日酔い」にさせることに気づき、300平米の家と3000平米の家が、同じように孤独感を感じさせることに気づいたのです。

本当の幸せとは、物質から来るのではなく、大切な人が与えてくれる愛情から来るのです。

ですから、友人や話し相手がいることこそが、本当の幸せだということを、みなさんに理解してほしいのです。

あなたの子どもに、お金持ちになるように教育しないでください。
幸せになるように教育してください。
そうすれば、彼らが大人になった時、物の値段ではなく、物の価値を理解することができるようになるでしょう。

食べ物を薬として食べてください。
さもなければ、薬を食べ物として食べることになるでしょう。

あなたを愛す人は、たとえあなたを去る理由が100あったとしても、決してあなたのもとを離れることはありません。
なぜなら、あなたを愛す人は、苦しい時こそ、あなたの側にいる理由を見出すことができるからです。
人間であることと、人間であることの間には、大きな違いがあるのです。

目的地に早く行きたいのなら、どうぞ一人で行ってください!
でも、遠くへ行きたいのなら、大切な人と共に行こう!

そして最後に…
あなたが今、人生のどんなステージにいようとも、感謝の気持ちをもって、小さなことを精一杯楽しみ、そして、パートナーや家族、友人の愛を大切にしてください。
そうすることで、あなたの人生の幕が降りる時、この世の真の豊かさとともに、あなたは飛び立つことができるのです。