🟣最初から開幕直前までも呪われている東京オリンピック↓
「ついにここまで来ることができた。選手が輝き、世界中を刺激する舞台は整った。選手たちの喜びや涙がつくり上げるものこそ、五輪の魔法だ。日本にとっても輝く瞬間になる」
20日開かれた国際オリンピック委員会(IOC)の総会でのバッハ会長の発言だ。
歯の浮くようなスピーチで五輪の意義を高らかに謳い上げたが、もはやこれに賛同する者は、ぼったくりのIOC、無能な日本政府、無責任な大会組織委員会だけだろう。
22日が開会式というのにドタバタ続きだ。
五輪の音楽制作担当のミュージシャン・小山田圭吾氏が辞任し、開会式冒頭に流れるはずだった4分間の楽曲が白紙になるという前代未聞。
それも小山田氏の辞任理由は、過去に「障害者いじめ」を武勇伝のように語っていたことが大炎上という、これまた前代未聞の事態である。
選手村のバブル方式はハナから機能せず、コロナの陽性者が続出。
関係者しか入れない国立競技場でレイプ事件まで発生する驚愕。
東京の新規感染者は20日も1387人と急拡大の一途で、世間はますます五輪に冷ややかになる。
こうなると五輪をサポートしていることはマイナスイメージにしかならない。
大枚をはたいて五輪での宣伝・販売の権利を獲得したスポンサーまで泥舟から逃げ出し始めた。
最高位スポンサーのトヨタ自動車が五輪・パラリンピック関連のテレビCMを国内では放送しない方針を19日に発表。
豊田章男社長の開会式出席を見送ったのに続き、同じく最高位スポンサーのパナソニックも社長の開会式出席はないと20日、発表した。
NTTやNECの他、経団連、日本商工会議所、経済同友会の3団体もトップ出席の見送りを決めた。
開幕する前から完全に空中分解。
「歴史に残る大会を実現したい」と菅首相は意氣込んでいたが、まさに、ここまで醜悪な五輪は歴史上初めてだろう。
海外メディアも「またひとつ新たな病に見舞われた」(米ABCニュース)など酷評ばかりで、今や、東京五輪は世界の笑いものだ。
◼️バッハ会長も人権意識ゼロ
日本だけでなく世界中に広がる「なぜ開催?」の懐疑的な空氣にトドメを刺した小山田氏の辞任だが、開閉会式の演出では、統括役だったクリエーティブディレクターの佐々木宏氏も女性タレントの容姿を侮辱する企画を提案して辞任に追い込まれている。
組織委の森喜朗前会長も女性蔑視発言で辞任した。
いずれも組織委は当初、謝罪だけで留任させ、難を逃れようとしたが、マトモな説明もせず、日本的な内向き論理でズルズル引っ張り墓穴。
世界に報じられ批判され、慌てて辞任させるという後手の繰り返しだった。
20日に記者会見した組織委の橋本会長は「責任は私にある」と言い、武藤事務総長も「任命責任は我々にある」とは言ったものの、「ひとりひとりを我々が選んだわけではない」と、この期に及んで開き直るのだから恐れ入る。
ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「組織委自体の成り立ちやガバナンスを含めた在り方に根本的な問題がある。
プロパーがいるわけでなく、会長以下、東京都、政府、民間企業、広告代理店などからの出向で、意思決定も組織統制もできていない。
今回の小山田氏の一件で、『組織委のチェックが足りなかった』という批判がありますが、それ以前の問題で、誰が小山田氏を楽曲制作メンバーに入れたのか、その経緯すらよく分かっていないのですからお粗末極まりない」
最悪なのは、小山田氏も佐々木氏も森氏も差別的な発言が辞任の引き金になったことだ。
「多様性と調和」を掲げた東京五輪の理念などどこへやら。偽善の祭典だから、こうした輩が跋扈する。
「そもそもIOCが偽善の塊。
五輪憲章で『人権尊重の理念』が謳われているが、それならばなぜこのコロナ禍において、人命を危険にさらしてまで五輪を開催するのか。
バッハ会長自体が人権意識ゼロだということですよ」
◼️政治に汚された五輪をIOCが利用した
「呪われた五輪」という言葉が定着した。
20日の毎日新聞でも組織委関係者の「本当にこの大会は呪われている」という嘆き節が記事になっていた。
確かにそうだ。呪われている。
デザインが奇抜過ぎた国立競技場の建設計画の白紙撤回にエンブレムの盗作。
100年に1度という疫病に襲われたのも災厄といえるだろう。
ただ、「呪い」という言葉で片付けてしまうと、一連の問題が何か不可抗力なものであり、東京五輪が“被害者”のようになってしまうが、それは違う。
こうなったのは自業自得。すべてが「必然」なのだ。
この五輪は招致段階から偽善にまみれていた。
安倍前首相の「アンダーコントロール」の嘘に始まり、「復興五輪」を掲げる欺瞞。
五輪開催自体が安倍の政権維持に利用され、新型コロナの感染拡大が深刻になると、「人類がコロナに打ち勝った証し」にスローガンをすり替えた。
開催を1年延期したのも安倍が自分の総理総裁の任期を念頭に置いたものだった。
それを丸ごと継承した菅も「安全安心」なんて口先だけで、人命より五輪優先。
ワクチン一本足打法で突っ走り、国民を置き去りにした。
世論の8割が反対しても、頑として開催で譲らず、東京の感染者がリバウンドの兆候だと専門家が警鐘を鳴らしても、「普通はやらない」と断言しても、最後まで有観客に固執。
4度目の緊急事態宣言を発令し、無観客開催にせざるを得なくなっても、いまだに、「やれば国民はついてくる」と考えているのだから傲岸不遜にもほどがある。
◼️大会途中の中止もある
そんな狂乱首相が五輪後に期待するのは、政権発足以来最低にまで下落した内閣支持率の反転と自民党総裁選での再選シナリオの実現。
どこまでも私利私欲を追求し、自己の権力維持のためには、国民の命をギャンブルにさらしても意に介さない悪辣は許し難い。
元外交官や作家、学者などが始めた「歴史的暴挙ともいうべき東京五輪の中止を求めます」というオンライン署名の呼びかけ人の一人でもある国際ジャーナリストの春名幹男氏はこう話す。
「最悪のケースが見えてきました。
五輪が始まったとしても、場合によっては種目別で競技を継続できない事態が起こり得るということです。
実際、南アフリカのサッカー選手ら3人が陽性、18人が濃厚接触者となり、試合直前のPCR検査で陰性にならなければ試合の中止もある。
試合が行われたとしても、対戦相手の日本選手が感染し、クラスターにでもなったらどうするのでしょう。
大会の途中中止という最悪ケースを想定して準備してきたのでしょうか。
そんな事態になったら、誰の利益にもなりません」
春名氏らの署名は14万筆を超え、19日には東京都と組織委へ、20日は官邸にも提出されたという。
開催直前までこれほどゴタゴタし、国民から見放され、海外メディアからも批判を浴びるのは、「呪い」などではなく、五輪を政治利用しようとした安倍や菅ら悪党たちへのしっぺ返しだ。
「政治に汚された五輪ですよ。
政治家の欲がIOCにうまく利用され、IOCはIOCでカネが入れば満足。
米NBCからの巨額の放映権料が入りますからね。
こんな五輪のどこに理念があるのでしょう。
国民の心配を押し切ってまで開催する理由がどこにあるのでしょう。
私は、開幕した後でも、最後まで中止を言い続けたい」
開会式に先だって、21日午前、ソフトボールの競技がスタートした。
強欲亡者がふんぞり返る史上最低の五輪の幕開けである。
<転載終わり>
これまで各国で開催されて来たオリンピックですが、こんなに直前までゴタゴタしている国はなかったのではないかと思います。
嘘と大金で最悪のオリンピックを招致した張本人は、都合が悪くなると仮病で逃げ出すこの人です↓

つくづく、卑怯で汚い男だ!
あの伝説的な「2度にわたる仮病辞任」を彷彿とさせる事態だが、すでに東京五輪の「世紀の大失敗」が確定的の中で、早くもこの男は全ての責任を菅総理に押し付ける氣満々だ!
バッハ会長からオリンピックオーダーの金章をもらった時には、
「2021年7月23日、東京の空高く、いま再びブルー・インパルスが天翔ける時、世界のどんなところに住まう方も、一度は絶望の淵にくれた人々でさえ、天を、そして青空を、はるかに仰ぐことでしょう。その日、東京にラッパが鳴る!」
などと氣色悪いポエムを披露までして、この開会式を懸命に喧伝していたのに、今や「どうやって責任追及から逃れるか」で頭が一杯みたいだ。
そもそも、こんな事態になってしまった最大の戦犯は、言うまでもなくこの男であり、世界中の人々を騙した「アンダーコントロール」のペテンスピーチもさることながら、せめて昨年の時点で完全に中止を決断していれば、間違いなくこんなことにはなっていなかった。
そういう意味では、菅総理以上の「最大の戦犯」といえるはずだけど、いつもながら、都合が悪くなった時の「逃げ足の速さ」だけは右に出る者はいないし、すでにこの男の脳内は、この先の自身の権力固め(二度目の”ゾンビ復活”への道)と”憲法改悪”などでいっぱいなのだろう。
いくら姿を消して逃亡しようとも、あの、日本のイメージを徹底的に貶めた天下の「大ウソスピーチ」のことは永遠に忘れないし、モリカケ桜に加えて、「東京五輪大失敗」の最大の戦犯としても、この先徹底的に責任追及を続けていく必要がありそうだ。
早くも、テレビは(何とも白々しい)無理やり感満載の”お祭りモード”に突入してきたが、こうした粗悪なプロパガンダや世論誘導に引っ掛かることなく、今の日本の「過酷な現実」をよく見据えたうえで、「自身の健康と命を守るための行動」を徹底させていくことが重要であるといえるだろう。
<抜粋終わり>
誰の目から見ても、現在の混乱ぶりの責任は安倍晋三氏にあると言うのは明白です。


