「ビフォア・サンライズ 恋人までの 距離 ディスタンス  101min

出演:イーサン・ホーク ジュリー・デルピー

 

まず一言、とっても素敵な映画です!

私はこの映画が1番といっても過言じゃないくらい大好きです。

 

舞台はヨーロッパ、ウィーン。

パリ行の列車の中で出会う男女が、お互いに惹かれあい、ウィーンで途中下車。

恋愛観、人生観など色々な話をしながら、ウィーンの街を歩く。

 

まるでドキュメンタリーのように、ノーカットで長い台詞のシーンが続きます。

凄いのは台詞の量だけでなく、二人の会話が本当に自然で台詞感がないところ。

台本が本当にあるのか疑いたくなるほど。

 

セリーヌ役のジュリー・デルピーは透き通りそうなほど白く美しい肌で、思わずうっとり見つめてしまいます。

知性を感じさせる喋りや表情。役者感を感じさせない自然な演技。

どこをとっても魅力満載のヒロインです。

 

相手役のイーサン・ホーク演じるジェシーは、なんだかどこにでもいそうな若者臭ただよう青年。

感情が隠しきれてない表情だったり、だまっていても落ち着きなく見えたり、ちょっとしたことで拗ねたり、セリーヌに比べて子供っぽさを感じますが、そんな彼だからこそ、この二人の大切な一日が生まれたと思うと、「ああ、やっぱり彼って素敵だな」って思っちゃいます(笑)

 

2人の会話が魅力的なのはもちろんのこと、それ以外にもウィーンで出会う様々な人達も、負けないくらい魅力いっぱいです。

適当なんだか深いんだか憎めない占い師、お芝居のチケットをくれたちょっとイケてない劇団員、道端で自作ポエムを売る男性など、個性的な人達ばかり。短い出演ながらバッチリと印象づけています。

 

会話が始まると長いんですが、意外にも全く会話のないシーンも多くあります。

古いレコード店の狭い試聴室で、古~いレコードを二人で聴いているシーンは、学生時代を思い出して、懐かしいドキドキ感を思い出しました。

手を握るでもなく、でも普段より少し近く、ただ一緒に同じ場所にいるだけ、それなのに相手を意識してドキドキしちゃうんですよね。

甘酸っぱい感じ。

 

恋が始まる予感を楽しむことができる映画です。