『恋』
あたしのこの気持ちが恋というのなら、
こんな恋はいらない。
別に友達の彼氏を奪いたくて
好きになったんじゃない。
好きになった人がたまたま
友達の彼氏だっただけなんだ。
友達っていっても
2人で遊びに行ったり、
電話したり、
そんな仲じゃない。
メアドすら知らない。
ただ、
バイトが同じで
あたしの親友の友達。
ただ、それだけなのに。
そのちょっとした友達で、
ちょっと遊んだことがあるというだけで、
あたしはだれにもこの気持ちを伝えることができないんだ。
友達じゃなければよかったのに。
何度もそう願った。
そうすれば、もう少しあたしたちの関係は違ったかもしれない。
だけど..
今は、ただ
上司とバイト、
この関係を続けるしかない。
それしか、
あたしが彼の近くにいる方法がないから。
だけど、
近くにいればいるほど好きになる。
だから、はじめは諦めようと思った。
こんな叶わぬ恋、忘れようと思った。
でも..
諦めようとすればするほど好きになる。
忘れられなくなる。
だから、この想いを、
大切にしまっておくことにした。
諦めたり、忘れたりせず、
この先もずっと想い続ける。
きっとあたしなんかより、
今のままの方が彼も幸せだと思うから。
だから、あたしは笑顔で2人を見届けるよ。
こう決意したら、いつの間にか
あたしの気持ちは楽になった。
『その気持ちが愛なら、その人の幸せを願うことができる。』
あたしは、彼を愛しています。