おはようございます。
結彩未望(ゆいか みほ)です。
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カラダが資本、
健康に、人生をより楽しく。
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「運動神経」と聞いて何をイメージしますか?
「身体能力の良し悪し」
…ではありません。
「脳から全身に指令を送る」神経の働きのこと
運動神経の始まりは、
頭皮に近い、脳の外側あたりにある
大脳の「運動野」というエリアにありまして
脳の内側の中心部(内包)に向かって集まり
ここでギュッと束になって脊椎(首から下)へ進みます。
「内包」は運動神経の交通渋滞ポイントで
もしここで脳出血が起きると、
神経の束が断裂し、麻痺が生じてしまう。
脳の「内包」はまさにその「大切な神経の束」
この内包を守っている血管が重要で
「レンズ核線状体動脈」と言います。
この場所の血流を一定に保つことが
体(手、指、足など)の自由につながります。
この血液量を一定に保つシステムとは
例えば、自転車をこいでいるとき
太ももの血液量は増えますが、
脳は「これ以上は無理!」と制限をかけます。
なぜなら脳は硬い頭蓋骨に囲まれ、
余分な血液を受け入れるスペースがないためで
さらに、「内包」の場所の血管は
脆弱な作りになっていること
心臓の血管の壁よりも薄く…
心臓の壁の厚さ約2mm、と比べて0.3mm
シャーペンの芯と同じですよね。
非常に薄いということは、血管が破れやすい。
さらに、ヘアピンカーブのような形のため
血管の壁は圧を受けやすい構造となり
「血管の薄さ」と「直角にまがる形状」により
血圧が高すぎると…ダメージはダブルパンチ
慢性的な高血圧にさらされると
脳の出血が簡単に起きる構造になっています。
「腕の神経を傷めても半身麻痺にならないのに、
脳だとそうなるのはなぜか?」
これまでの話を踏まえると答えがわかります。
脳の運動神経は「束」で集中管理されて、
高血圧に弱い構造を持っているため、
一度に大きなダメージを受けやすい。
・「上の血圧が140を超えたことがある」
・「健診結果をなんとなく放置している」
下の血圧が85を超えると高血圧の始まり
140以上なら服薬による予防的対策の始まり
血圧は下げることが目的ではなく、
脳の大事な束(運動神経)を守っていくため
血圧を丁寧に管理することは、
単なる「健康対策」ではありません。
脳という人生のパートナーを守ることであり
心と身体のエネルギーをスムーズに循環させ
自分らしい生き方を実現する土台作りです。
健康と幸せが日本で広がりますように…
今日も応援しています!!!
