シェリル・サンドバーグ"LEAN IN"
最近色々な本を読んだ中で、一冊だけ誰かに勧めるとしたら、これ。
フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグの"LEAN IN"(リーン・イン)!
いや、今時フェミニズムだとか、ジェンダーだとか、男尊女卑だとか、そんなことをビジネスの場で持ち出すのは危険だし、自分は仕事ができないってことを全面に出していると思われる可能性もあるし、シェリルはスーパーエリート街道だし、普通の人には当てはまらない・・・とか、いろんな批判ももちろんある中で、私にとってはとても元気をくれた本でした。
端的に言うと、これまで自分が、自分のせいでうまくいかない、もっと自分を変えなきゃいけない、と思っていたことが、実は自分を責める必要は全くなかった、ということが分かった。
ビジネスの場での男女差の現実を知ることは、必要以上に一人で非難や自己批判を抱えずに済むし、じゃあどうすればいいか、がわかる。
正当に、進むことができる。
どれだけバイアスをかけて物事を見ているのかがわかったのも大きな収穫だった。
私が心に残ったのは、
・女性は男性に比べて自分の功績や成功を人に知らせるのを躊躇う。それは言わない方が得だと思うから。そしてその考えは正しい。野心を持ち成功をした人がいたら、それが男性だった場合周りは高く評価するが、それが女性だった場合周りに嫌われる。例え同じことをしていても。これが現実。
・辞めなけばならない時まで辞めない
こんなに素晴らしいキャリアを持つシェリルも、みんなと同じような悩みを抱えながら、もがきながらここまできたんだ、ということを知るだけでもとても勇気が出ます。
女性だけじゃなくて、男性にも読んで欲しい本。
マジョリティには見えないものがたくさんあるんだよねー。
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