家族の心理―家族への理解を深めるために (ライブラリ実践のための心理学)/サイエンス社
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「家族心理学」と呼ばれる心理学の領域は、1982年、家族心理学会が設立されたことにより確立されました。

この本では、以下の内容に言及しています。

 ●家族とは何か
 ●家族の健康とは
 ●家族づくりの準備
 ●夫婦の発達とは
 ●子どもが育つ場としての家族
 ●変化する社会の中の家族
 ●家族理解に役立つ臨床理論
 ●家族の変化に役立つ臨床的援助技法
 ●家族へのリン集的アプローチの実際
 ●家族をめぐる心理学の課題と展望

家族の機能についての調査結果が目を引きました。

こどもが与えてくれる満足について、「経済的・実用的満足」と「情緒的満足」どちらが強いかとということを各国に問う調査です。

メキシコ、コロンビア、コスタリカ、ペルーなど南米諸国では8~9割の人が実用的満足をあげています。

一方、日本やアメリカでは精神的満足が8割近くを占めていました。

一般に、貧しい国では子どもは貴重な労働力です。


十分な精神的、肉体的発達を遂げていない子どもが、労働に就く状況に心が痛みます。

心理的に問題を抱える人の多くは、「家族関係」に起因するといいます。

カウンセリングをする上でも、家族背景を理解することは重要です。

この本で、家族が持つ役割の変遷について理解を深めることができました。