母は日に日に


暗くなり・・・


「もう・・・死んでしまいたい・・・」と言うようになりました・・・


けれど、仕事だけは休まず行っていました。


そんなある日の明け方


私はいつものように起きて台所で朝食を作っていました・・


すると、突然電話が鳴り響きました


ダンナは夜勤明けで電話の傍にいたのですが


胸騒ぎがした私は電話を出ることにしました。


「もしもし・・・」


「あぁ・・・私だけど・・・。ダンナは傍にいるの?」と母からでした。


「いるけど・・・。どうしたの?こんな時間に」と時計をみると


まだ4時頃でした・・・


「私・・・捕まっちゃったの・・。」と母


「え?なに言ってるの?」言ってる意味がわかりませんでした・・・


「とにかく・・・当分帰れないから・・家の猫の世話お願い・・・」


「捕まったって・・・なんで?」


「どこの警察?」


「新宿警察・・」


「警察の人と話をさせてよ!」


「猫の世話は?してくれる?」


するわよ!したらいいんでしょ!


だから・・・内容が知りたいから換わって!」


「わかった・・・お願いね・・・。」


「もしもし。警察署の○○と申します。」


「母は何をしたのですか?」


・・・・警察官の話によると・・・・


母は風俗店に雇われていたそうです


そのお店は“ぼったくりバー”と言って


エッチなサービスをして多額の請求をする店だったそうです


警察署にぼったくられた客が次々に苦情を言ってきたらしく


そのお店に警察官が客として入り


ぼったくるところを現行犯で逮捕したそうです・・・


母は雇われだから拘置所に長くはいないだろうと言われました・・・


ショックでした・・・


以前から母は怪しい仕事をしているとは思いましたが・・・


55歳で風俗をしているなんてだれが想像するでしょう・・・


母は昔は綺麗でしたが、捕まった当初は


前歯は入れ歯だし


中年太りでお腹はすごい出ているし


顔だって皺はあるし


決して若く見える方ではありません


化粧もヘタで


皺の溝までファンデーションを塗りこまないので


よけい際立ってシワシワに見えるのでした・・・


そんな母が風俗?自分の耳を疑いました・・・


電話を切ったあと・・・


隣にいるダンナが言いました


「なに?なんかあった?」


私は結婚したばかり・・・


「これから二人で頑張って行こうね!」と約束したばかりのダンナに


どう説明したらよいのかわかりませんでした・・・


でも・・・ダンナの態度は以外でした・・・


一通りことの流れを話し終わると


それを聞いたダンナは


「やっぱりね・・・」とまるで予測していたかのようでした・・


「オマエの母さんがいかがわしい仕事しているとは


前から思ってたよ・・・普通・・ありえね~だろ・・・


母子家庭で一戸建て持ってて、オマケに別荘まであるなんて・・・」


「でも・・・お母さんは55歳なんだよ!風俗なんて・・・信じられない・・」


「いいか・・これは現実なんだよ・・・


世の中には捨てる神あれば、拾う神ありなんだよ。


女を抱けない、いい年したジジイが中年でもいいからやりたいって思うんだよ。」


「オマエのお母さん・・・前歯が全部ないだろ?」


「男のチ○ポしゃぶる為に、抜いたんだよ・・・


歯茎でしゃぶると気持ちよがるからだろ。」



うそ!そんなのうそ!お母さんは前歯が小さくてかっこ悪いから


インプラントにしたくて抜いたんだよ!」


「・・・でも・・・実際に抜いて、レントゲンを撮ったら


前歯の骨格が人より薄くてもろいから出来ないって


歯医者に言われたんだって言ってたもん!」



「オマエ!本当にそうだと思うのか?そんなの嘘に決まってるだろ!」



母が風俗をやる為に自分の前歯まで抜いてしていたなんて・・・


体にリングという避妊道具を入れ


ある時は、位置がずれたのか不正出血していたこともありました・・・


そこまでして性交渉をしていたのでしょう・・・


「アソコが痒い」と言って軟膏をつけていたのは


きっと性病にかかってしまったのでしょう・・・


街を歩けば振り返るほど美しかった母にとって

自分を売り物にすることは

さぞかしお金になったことでしょう・・・


母は体をそれ専用に作り変えることで


お金を稼ぐことができたのです・・・














彼との長い同棲生活を経た私は



盛大ではないけれど



結婚披露演とまではいかない



親族だけの食事会をしました。。。



彼は両親と兄夫婦とその子供2人、弟と妹を呼びました。



私は母と親戚の叔母さんを一人呼びました。



その叔母さんは後に




母に200万円を貸すことになるとはこの時は思っていなかったでしょう…




勿論、私も思ってなかったから呼んだんですけど汗



叔母さんを呼んだ理由は




私の面倒を見てくれた祖母は、すでに亡くなっていたからです。

近くの親戚付き合いは叔母だけでした。



祖母の死亡原因は肺癌でした。。。



糖尿病で倒れ




10年間の闘病生活の中で




今度は癌も併発してしまいました。



祖母は3人も子供を育てたのに



病気になって最後まで面倒を見てくれる人は




誰一人いませんでした。。。



年に何回か、病院に見舞いに行くと、



祖母はただ泣くだけで



話すことも出来ない程にボケてしまい、




最後は呼吸器を付けたまま



65歳の短い生涯で幕を閉じました・・・



食べることが大好きで糖尿病になったおばあちゃん


日に日に見舞いにくる人がいなくなったおばあちゃん


ただただ、待ち続けてしゃべれなくなったおばあちゃん


そんなかわいそうなおばあちゃんに


なにもしてやれなかった母は


最愛の娘の結婚にも


借金のせいで


なにもしてやれない母でした・・・


母は自分の借金が


どのくらい膨れあがっているのか


なかなか口を割ろうとしませんでした・・・


親戚に「支払いに追われているの・・・


必ず返すからお金を貸して下さい!」と泣きすがり


200万円もの大金を借りました・・・


母を信用しなくなった私は


その大金をどのようにして


返済に廻すのか


自分の目で確かめることにしました・・・


母はお金を借りたあと


地元にある質屋に行きました。


「ここで待っていて」と言われ


母は質屋にひとりで入っていきました・・・


やがて帰ってきた母に


「なんで質屋に支払うの?」と訊くと


「私のピアジェ(高級時計)が入っているの・・・


返済しないと・・・流されちゃうから・・・」と


悪気もなく言いました


母はお金を借りるため


高収入の時に買った腕時計を


質屋に預け、


代わりにお金を借りていました・・


「ふざけるなよ!そんなの流しちゃえよ!」と言うと


ふざけないで!あの時計、いくらしたと思っているの?


質屋で流せば十分の一にしかならないのよ!


もう二度と買えないんだよ!!」と母は逆切れしました・・・


「借金したのはオマエだろ!


なんで親戚が金を貸したと思ってるんだよ!


時計の為じゃね~だろ!


その金でサラ金の支払いさせるために渡したんじゃね~か!」


この時私は、親として彼女を見ていませんでした・・・


私はこの後に及んでもまだ


物に執着して、


ことの重大さに気付いてない母が


憎くてしょうがありませんでした・・・


それから母と口論の末


サラ金のキャッシュディスペンサーに行きました。。。


まず一件目で24万円・・・


次のサラ金で15万円・・・


次に30万円・・・


次々と親戚から借りた200万円は


機会の中に吸い込まれ


とうとう手持ちのお金はなくなってしまいました。。。


あの時の私はどうかしてました・・・


母が多額の借金をしたショックと


目の前のお金があっけなく消えていったショックで


冷静さを失っていました・・・


思考回路もハッキリしないまま


ただただ呆然とその様子を見ているだけでした・・・


私は以前にもお話したように


金融会社(サラ金)の受付業務をしていました・・・


今考えれば


その時、やっていたことは


返済をして借りられる枠をまた増やし


そこからまたお金を借り、


支払いは他のサラ金から借りるという


自転車操業手助けに過ぎなかったのです・・・


このことで母の借金は更に肥大化するのでした・・・







盗難にあってから


母が「お金は私が預かっておくから」と言いました。


母なら安心だし使いたいときに使えないから


よりお金が貯まると思い


私は10万円が貯まったら


母に預けるようにしました。。。


勿論、しっかり者の私は


いくら渡していくら貯まっているかは


ノートに記してありました。。。


そんなある日


急にお金が見たくなり


母に「私のお金いくらあるか確認したいから見せてくれる?」と言いました。


母は「うん、、、今日は忙しいから今度見せるね、、、」と言ったり


「今日こそは見せてよ!」と言っても


「今、家が散らかっているから家に入って欲しくないの・・・」と


なかなか私にお金を見せてくれませんでした。。。


その内、、、


あんなに私に会いたがっていた母が


「今月はお金がないから会えない」と言って


私を避けるようになりました。。。


なんだか嫌な予感がした私は


強行手段で母の家に突然行くことにしました。。。


「ピンポーン!」とインターホンを鳴らすと


なにも知らない母は「は~い」と言ってドアを開けました。


その途端!


母は私の顔を見るなり


いきなりドアを閉めようとしたのでした!


私はとっさに靴を閉まりそうなドアの隙間に差込み


「あけろ!このババァ~!!」と大声で叫びました


母は意を決した表情で


静かにドアを開けました・・・


中に入るとーーーー


玄関には空になった猫缶や汚いサンダルなどが


山のように放置され足の踏み場もなく


鼻をさすような


猫のおしっこの臭いと生ゴミが腐った臭いがしました・・・


母は私が居なくなって寂しさを紛らわす為に


猫を何匹も飼いました。。。


でも、、餌はやるけどトイレ掃除までなかなか手が廻らず


そして自分の食べた残り物も


流しに何日も放置していたのです


ゴミ屋敷は更に肥大化していました・・・


沢山のショウジョウバエが


いたるところに飛んでいました・・・


「ぶぅえっ!」私は吐き気をもよおしながらも


居間においてある金庫の前に行きました



「さあ!開けて私のお金を見せてよ!」と言うと


母は「もう・・・ないんだよ・・・」と小さな消えいりそうな声でいいました・・・


「どういうこと?」「信じられない・・・いいから見せて!」と


母の言葉を聞いてもまだ信じたくない私は


無理やり金庫を開けさせました


中身は・・・空っぽでした・・・


「どういうことなの!私の金はどうした!」


私は母の胸ぐらうを掴んで言いました・・・


母は収入が激減しても


以前と同じ感覚でお金を使っていたそうです・・・


当然のように支払いに追われ


サラ金に手を出し


雪だるま式に借金は膨らんでいったそうです・・・


それで・・・私のお金に手を出したと言いました


貯めたお金は合計で300万円ほどありました・・・


私は信じていた母への裏切りと


現実を見ない母のバカさ加減に


怒りを抑えることができませんでした・・・


私は・・・


母の髪の毛を鷲掴みにして


母の頬を何度も殴り


母の背中やお腹やお尻を蹴飛ばしていました・・・


そう・・・いつか母が付き合った男達にされていたことを


今度は私がしているのでした・・・


母の体は歳をとっていてとても小さく


私が蹴飛ばすと息を詰まらせさらに縮こまりました


その柔らかい体のブニョッとした感触


手を広げると細い髪の毛が沢山抜け落ちました・・・


母はまったく無抵抗でした・・・


それでも気が治まらずに


「テメェ~なんか死んでしまえ!」と吐き捨てた私の言葉は


母にとっても、私にとっても


深い心の傷となりました・・・


母は実父と別れてから


私を生きがいにしてきました・・・


夕方から明け方まで仕事をし


ボロボロになった体を引きずるようにして帰宅する母


それでも娘に朝食を作ろうと


体に鞭を打って台所に立つ母・・・


ある朝、、、


母の顔が歪んでいました・・・


「顔面神経麻痺」でした・・・


極度の睡眠不足と肉体疲労からきたものでした


「ご飯はもう作らなくていいから」と言っても


母は私が「おいしい~!」と言って喜ぶ顔が見たいから


どんなことがあっても作ると言って聞きませんでした・・・


そんな母を私は肉体と言葉の暴力で傷つけたのでした・・・


実家を出た私は


都内にある2DKのマンションに移り住むことにしました。


母とは


月に一回外食をしたり


ラドンセンターみたいな所で会うようになりました。。。


ある日、


いつもの様に母と会ったあと


自分のマンションに帰ってみると・・・


玄関の鍵が開いていたのです


そして


中に入ると・・・


部屋中に服がまき散らされ


戸棚などの引き出しの中身が外に出ていました


慌てて通帳を探してみると・・・


「あった!」どうやら通帳は足がバレると思ったのか


手付かずのまま放置してありました・・・


では


いったい何が盗まれたというのだろう・・・?


とにかくどうしたらいいのだろう?


私は頭の中が真っ白でした・・・


まず取り合えず今別れたばかりの母に電話しました。。。


「え~~~っ!!盗難?わ、わかった・・・。と、取り合えず


部屋の物をそのままにして、警察を呼びなさい!」


母に言われ警察を呼びました・・・


警察が来るまでの間に彼の職場に電話をして


「何がなくなっているのか探しなさい!」と彼に言われ


金めの物を探していると。。。


「あ~~~っ!」棚に置いてあったガラスのバケツに


「俺、金貯めるのヘタだから小銭はここに入れて貯めるね」と


日頃から彼が貯めていた小銭が


ごっそり無いことに気付きました!


すぐさま彼に電話してそのことを報告すると


小銭は最近数えたかぎりでは7万円もあったと言うのです・・・


やがて警察官が来て盗難届けを提出しました。。。


それから暫くして


ガックリ肩を落として彼が帰宅しました。。。


そんな彼が不憫で


自分に何か出来ることはないかと


おもむろにマンションの契約書や保険証を見ていると。。。


なんと!マンションの契約の際に


盗難保険も入っていて20万円までは保険で下りるとのことでした。


このことを彼に話すと彼は「ニヤッ」として


「盗難届け出した金額・・確か7万円だったよな?」と訊かれました。


「うん。そうだよ。だってあなたがそう言ってたから・・・」


「俺、実際にあった金額より多くオマエに言ったんだ~」


結局不幸中の幸いなことに


私達は1万円ほど得をしたのでしたおんぷ


内心私もホッとしました。


なぜってお金を貯めるのが大好きな私は


お金を数えるのが趣味で


銀行に大金を入れずに箪笥貯金をしていたから・・・


泥棒はそれに気付くこともなく


リスクを背負って入ったものの


見つけたのは


ガラスのバケツに山のように入った小銭だけ、、、


さぞかし重たい思いで持ち帰ったことでしょう・・


その腹いせか


もう一つなくなっているものに私達は気付きました。


それは・・・テレビテレビのリモコンでしたあせ①


これは明らかに泥棒のいやがらせなのでした・・・





母と私の家から


男の姿が消えてからというもの


綺麗好きだった母は


食事は作るのですが


掃除を次第にやらなくなりました。。。


その理由は


親子二人きりなので


一目を気にしなくなったのと


バブルが弾けて


母の収入も少なくなり


以前より勤務時間が多くなったことが


原因でした。。。


母は仕事から帰ると


化粧はハゲ、顔は油ぎり


お風呂にも入らず寝てしまうことも


しばしばありました。。。


そんな母が家の掃除をできないのは


仕方のないことでした。。。


だから代わりに


私が掃除をすることにしました。


掃除とは生理整頓も必要です。


でも母は極端なほど物を捨てられない人でした。。。


特に人からもらった細かい置物やなんかを


床にゴロゴロと投げっぱなしだったり


着た服を洗濯やクリーニングに出して


こまめに洗っていなかったので


「着る物がない」と言っては


毎回おかずを買いがてら


洋服まで買ってくる始末なんです汗2


そのせいで


部屋には物や服の山で床が見えないのでした。。。


一部屋を片付けるのに


1時間は要します


家は台所以外に4部屋もあったので


掃除に最低5時間はかかります・・・


そして


やっとの思いできれいになったかと思えば。。。


母がやってきて


新しい服をまた買ってきて


袋に包まれたまま放置したり


着た服をそのまま


ソファーやベットに投げ捨てるのでした。。。


当然、そんな部屋なので


ハサミや裁縫道具がいざ必要になった時


探し出すことができません涙


すると母は「コンビニ行ってくる」と言って


新たにハサミやら裁縫道具を買ってくるのでした。。。


ハサミだけでも5本はありました・・・


そんな不経済な生活にほとほと困って


「もう!これ着ないから捨てていいよね!」と言うと


「なに言ってるの!もったいないじゃないいかり」と


母は目くじらをたてて怒るのでした・・・


それから私は


母の私物(私との共有でない物)は


全て母の寝室に追いやることにしました。


私は母のゴミ溜めような散らかし放題の部屋には


一切手をつけなくなりました・・・


その部屋を私は「開かずの間」と名付け


人を寄せ付けなくしました。。。


やがて


季節が夏に近づく頃


毎回掃除機をかけてあるはずの


私の部屋に異変が起こりました。。。


絨毯にゴマのような黒いものが


ところどころにあるのです


「?」と思いよ~~~く見ると・・・


「ひぃ~~~~!!」私は驚きました


それは小さな小さなでした!


そして・・・


真っ白い私のベットシーツの上にも


そいつらはうじゃうじゃいました・・・


何度も何度も取り除いても


そいつらは一向に減ることがなく


そいつらがどこから湧いてくるのか


原因を突き止めることにしました。。。


すると・・・


そいつらが最も多くいる近辺を辿っていくと・・・


なんと!隣部屋の開かずの間(母の部屋)だったのです・・・


ゾゾ~~~~ッ!としました。。。


けれど母は虫が湧いたからといって


相変わらず掃除をする気配がなかったので


母を独り残して家を出るのは心苦しいのですが


私は家を出る決心をしたのでした。。。











それから月日が流れ


バブルも崩壊し


母の稼ぎは次第に少なくなりました。。。


私は私立のお嬢様学校を


無事に卒業し


就職活動にいそしんでいました。。。


始めは


ゴルフの会員券の販売会社の受付


次に


金融会社の受付事務


そして


旅行会社の営業など


ありとあらゆる仕事に


就いては辞め、就いては辞めを


度々、繰り返していました。。。


所詮わたしはひとりっこ。。。


根性もなければ


意地もない。。。


顔もまんざらじゃないから


面接を受ければ


即、採用になりました。。。


だから仕事のありがたみなんて


その当時はわからなかったんです。。。


でも、


母が湯水のごとくお金を使うので


(私がしっかりしなきゃ!)と思い


いつの間にか


お金を貯めるようになっていきました。。。


そんな私は


もっとお金が欲しい!と思い


キャッチセールスの営業をしました。。


そこで


今のダンナと知り合いました。。。


始めは二人のコンビで


月の手取りが50万円の時もありました。。。


でも、、、それもつかの間、、、


キャッチセールスが


巷で悪徳商法とウワサされ


収入が激減しました


それで


私達は会社を辞めることにしました。。。


会社の寮に住んでいた彼は


当然のごとく


住むところがないので


私と住みたいと言われました。。。


正直、、、


私は以前から


家を出たくて出たくてたまりませんでした。。。


そんな気持ちもあり


私は家を出ることにしました。。。


その


家を出たかった理由を


これからお話したいと思います・・・













母はその当時



凄い大金を持って帰りました。。。



一日に10万円以上



現金で持って帰ってくるのでした、、、



ある日



居間に行くと



母はくわえタバコをして



下半身は裸で



アソコの毛を焼いていました



「なにやってるの!」




私はタバコなど吸わない母が



タバコを吸っていることに衝撃を受けたことと




「こうするとアソコの毛がキレイに焼けるのよ」と



恥ずかし気もなく言う母にショックを受けました・・・



と同時に



日頃からの





母の奇怪な行動






何か言いようのない不安がありました。。。



以前、



母の部屋に入ってみると



モザイクの入ってない



アダルトビデオが山の様にありました。。。



母に訊くと



前の男が売る為に



保管していたものだと言いました、、、



それと



母の恰好・・・



下着は



赤だの黒だの



総レースで



下着の意味がないのでは?と



思う程派手でエッチっぽいものばかり、、、



そしてメイクは



アイライナーがキッチリ入って



真っ赤な口紅をつけ



ただでさえ



派手な顔立ちが



更に極まって・・・



髪の毛は



赤茶でソバージュで



いつも胸の開いた



体に貼りつく様な



ピッタリした服を着て



誰が見ても母は夜の女でした



それだけではなく



母は



「アソコが痒い」と言っては



アソコに軟膏のような薬を塗っていたり



“リング”という



避妊道具をアソコに



入れていました



でも



私が何度訊いても



母は自分の職業は



宝石の販売をしていると



バレバレの嘘をつくのでした、、、

男は次第に

冷静になり

アイスピックを放しました


妹が「どういうことなの?」と

二人に尋ねると

男は「オマエはインランな女だっ!

金の為ならなんでもするんだなぁ!」と

吐き捨てるように言うと出て行ってしまいました。。。

それから

暫くは

二人は付き合っていました。。。

でも

気付いた時には

男は家に寄りつかなくなり

別にそのことを気にするでもなかった私は

母との静かな日々を過ごしていました。。。

そんなある日

あの男から

分厚い手紙が

送られて来ました

内容は覚えていませんが

印象的な言葉は

「俺には手におえる相手ではない・・・」

でした。。。

その後

この男は

10歳年下の女房をもらい

子供も二人できたそうです。。。

勿論

ヤクザはヤクザ

その道を貫く人生を送っています。。。

たまに東京に来ると

未練たらしく

母に会いたいと

電話をかけて来ました。。。

母にとって

それはステータスなのでした

某有名なヤクザの幹部が

別れても尚

自分を忘れられないでいる、、、

母は

未だに

この時の話を嬉しそうにします

もしかすると

母が本当に愛した人は

この男なのかもしれません、、、

ある日の夜

母と男は関西に仕事の関係で出掛けた帰りに

私を妹の家に預けていたので

迎えにくるはずでした、、、


妹は丁度その時、

私達に手作りパンを焼いてくれていました

すると。。。

「ピンポーン!ピポピポピポピンポーン!!」

とけたたましい

インターホンが部屋に鳴り響きました

妹が玄関のドアを開けると


「ドタドタドターッ!」っと


母と男が土足で上がり込んで来ました

「ヒィーッ!殺されるー!」母は血相を変えて

男から逃げていました

男は台所にあるアイスピックで


母を刺そうとしていました


男の血走った目

引きつり上がった顔の筋肉


「うりゃー!」と言うドスのきいた声

私は怖くて動くことができませんでした。。。

すると「ヤメテーッ!」と妹が


懸命に男を止めに入りました


男は何度も妹を


振り飛ばしました


そんな格闘を見ていた私は


母がこのまま死んだらどうしよう・・・


と恐怖におののきながら


今後のことを考えていました、、、


母が刺されそうになったり


もの凄い力でぶん殴られたり


これまでに


幾度もそんな光景を見てきました


でも・・・


この男なら


本当に母を殺しかねないと思いました・・・


私が最初に母が刺されそうになって


止めに入ったのは6歳の頃でした


それから何年か過ぎて


私は11歳になっていました・・・


母しか居なかった私は


母の死は自分の死と思っていたけれど


成長していくうちに・・・


周りが冷静に見れるようになり


怖いものは怖いと


恐怖を感じることと


所詮人間も動物


生存本能も悲しいかな芽生えてくるのでしょうか・・・


自分だけはコイツに殺されたくはない!


生き残りたい!と思うのでした。。。