ここ最近、東北の「今」を伝える番組が多いけど
テレビに映る被災地は
ただただ、どこまでもだだっ広い更地だったりして
私みたいに地震被害に遭わなかった地域で過ごしてると
あの惨劇をすっかり忘れてしまって
テレビで更地の風景を見て、かなりショック
私の５年と、被災地の５年には大きな隔たりがあって
何も悩みも無く過ごしてきた５年に
少し反省です…
見て思うことは、復興にはまだまだ程遠いってこと
毎年この時期になると、こうした東北の現実が放送されるけど
もっと継続的に伝えてくれたらな
なんて思ってしまいます
体験をしてるわけじゃないから
記憶からも簡単に消えてしまうし
被災した方とは、痛みも悲しみも全然違うと思うけど
５年前の３月１１日、今日と同じ金曜日
あの日の記憶がないわけじゃなくて
ひどく長く続く地震や、刻々と変わる被害のニュース
夜になると被災した地域の悲惨な状況が映し出されて
これが同じ日本で起こってることだとは
信じられませんでした
私にとって、震災のあの日より
その翌日の土曜日が、記憶に残る日
その土曜日は、前々から予約してたバスツアーの日
友だちと一緒に、いちご狩りツアーに行く予定でした
でも、この大震災
日本中が大変なことになってるこんな時に
バスツアーも自粛するだろうって思ってました
でも、ツアー会社からの連絡は無し
悩んだ挙句、とりあえず集合場所に行ってみることに
今日のツアーは中止ですか？
って聞いたら
「ありますよ」
って回答に、こんな中で楽しめるのか？って
すごく複雑な思いのまま、バスに乗り込んだのを覚えてます
高速道路はガラガラ
みんな、外出を自粛してるんですよね
そんな中、私たちも落ち着かないし、楽しめないし
バスも道中渋滞なんてどこにもなくて
どこに行っても観光客もいないし…
結果、２時間近く早く帰ってきました
全然楽しめなかった、バスツアー
楽しめない、というよりも
心から楽しんでいいのかわからなかった
というのが本音かもしれません
バスの中で、ケータイで見るニュースは
悲惨な風景ばかり
死者、行方不明者も時間を追うごとに増えて増えて
いたたまれない気持ちで
もう、早く家に帰りたい！！
って思ってました
私の中の震災の記憶、こんなのでいいのかしら？
でも、これが私の記憶
たぶん一生忘れられない記憶
今、自分に出来ることは何かないのかな？
なんて考えて
前向きに、前向きに、考えたことは
東北の美味しいものを積極的に食べること！
美味しいお酒、野菜、くだもの
チリも積もれば、って言うし
こうした小さなチカラが東北の復興に少しでも役立てば嬉しいですね