ドラマ「春になったら」が最終回を迎えました。
木梨憲武扮する父親が膵臓癌になり抗がん剤治療をせず無治療でやりたいことをやって余生を生きるという内容でした。
特に好きな役者が出てるわけではないけどずっと見てしまいました。
自分がこの病気になってなかったらおそらく見てなかったと思います。
ほとんど録画で見てたけど、なんだかんだで自分と照らし合わせて毎回涙を流してしまいました。
治療に対して自分と選択肢は違ったけどいつか来るであろう「死」について考えさせられました。

 

宣告を受けて1年3ヶ月経ちました。

当初は自分で余命1年だと思い、体が元気なうちにやっておきたいことがたくさんありました。

幸いにも手術を経て1年以上生きることができましたが、苦しみ、痛みの辛い経験もしました。

そうした経験をしているうちにやりたいことも減ってきました。

旅行に行っても旅先でこんな痛みを伴うのであれば家にいる方がいいやと考えるようになりました。

 

ドラマ「春になったら」の中でやりたいことリストというのを書いていました。

今の自分にはやりたいことリストというものがあまりないように思います。

自分がやりたいことよりも、家族がやりたいことをやらせてあげたい。

自分がその足手まといになりたくない。

そのことが常に頭にまとわりついています。