2023年5月12日
術後3日目、午前中に背中の麻酔と午後から尿管カテーテルを抜きました。
ブログを見ていると多くの方が術後傷口の痛みに悩まされているようでしたが、幸いにも私は2日めの夜に痛みが出て、痛み止めを打ってもらったくらいで、その後は痛みが出そうな雰囲気になるとボタンで背中の麻酔を打つと痛みが出ることがなく快適に過ごせていました。結局ボタンを押して麻酔をしたのは2回だったと思います。
全身に多くの管がついていたのですが、その中で私が一番気になっていたのが尿管カテーテルでした。尿管に管を差し込むなんて想像するだけで恐ろしいです。怖くて挿している部分を見ることすらできませんでした。歩行するのは全く苦ではないけど、スタンドに多くの点滴薬品をぶら下げるのが面倒くさいのと、歩くときにどこかに引っ掛けてしまうのが怖かったです。その中でもやはり尿管カテーテルが一番恐怖でした。前日の回診時に先生から順調であれば明日尿管カテーテルをとると聞いて喜んでいました。
前日の夜、担当看護師さんに明日尿管カテーテルを抜く予定だと話すとその看護師さんは「もう少ししていた方はいいのではないか」と言いました。理由を聞くと、手術後は体の細胞が水分などのエネルギーを貯めこんでいるが、術後3,4日目から放出すようになる。そのため尿が大量に出るため10分おきくらいにおしっこしたくなる、とのことでした。つくづく人間の身体ってすごいなと思いました。
そんな話を聞いた夜中から尿意というものを感じるようになりました。今までは看護師さんの言われるように尿があまり放出されていなくて、その放出されたものも無意識の間に尿管カテーテルに入っていました。それがその日から尿量が増えたのでしょう。おしっこしたいな、と思いながら徐々にカテーテルに入っていく。その後すぐにまたおしっこしたくなる。その繰り返しで常に尿意を感じている状態になりました。トイレに頻繁に行くのは面倒くさいかもしれないけど、この常に尿意を感じる状態よりもトイレに頻繁にいってスッキリ放出してすっきりする方がいいと思いました。
そして翌日無事尿管カテーテルを抜くことができました。看護師さんに「抜くのって痛い?」と聞くと「そんなことないですよ」と気楽に答えてくれました。「ホンマかいな」と思いましたがどっちにしろ抜くしかないですね。看護師さんに抜いてもらうところも怖くて見ることができませんんでした。確かに痛くはなかったけど、感触的に相当奥まで挿入されてたようです。
カテーテルを抜く代わりにトイレに行った際に時間と尿量を記録するように言われました。3時頃から夕方までに1時間おきにトイレに行きたくなりました。量は毎回見事に300mlぴったり。やはりトイレに行ってすっきりするのって気持ちいいですね。
何にしろ、これで残りの管は3本になりました。だいぶ身軽になって歩行するのにも楽になりました。入院ライフがより快適になりました。