今日はそれほど寒くはありませんでした。ギャラリーここ!ふらここです。


そろそろ『人生画家 安住孝史作品展』も半分過ぎたのではないかと思いますが、まだまだ連日たくさんの方が安住さんの絵を見にいらっしゃいます。

今日は長年動物園にお勤めで、趣味で絵を描かれている方もいらしてくださったのですが、ゾウやトラなどの動物と心を通わせられるのは、最悪この動物に殺されてもいいやと腹をくくって接することが出来てから。というお話など様々なお話をうかがうことが出来ました。

また、この方は着物に袴といういでたちでいらっしゃり、抹茶をその場で点ててくださるなど風流な感じの趣味人とはこういう人を言うのかなぁという方でした。

ここぴぃも薄茶を一服お相伴にあずかりましたが、ささっとお茶を点てられる姿は見ていて楽しいなぁと思います。

なんだか、お茶を点てられる技量はないですが携帯用お茶セットが欲しくなってしまいました。


今回の展覧会にいらっしゃる方は、安住さんの絵画教室に以前通われたり通っていらっしゃる方や安住さんの古い知り合いの方が大部分ですが、通りすがりの方も気になるのかちょこちょこ入ってくださっています。

昔話に花を咲かせたり、描き方の技法に対する質問に答えたりと一人一人に丁寧に対応されている安住さんを見ると、言葉では伝えきれないほどの何かを学んでいけているような気がします。

気がするだけではなく、後々身になってくれるように“何か”が具体的に言えるように消化していきたいと思えます。


どの作家さんにも言えることではありますが、たくさんお話をさせていただいたり、いらした方との会話を傍で聞かせていただいたりしていると、人生の先輩として学んでいくものというものは確実にあって、幅広い年齢の方との交流というのは大切なんだろうなぁと安住さんの展覧会のギャラリー番をしていると強く思います。


今回心に残った安住さんの言葉として、次のようなものがあります。

「僕は、なかなか手に入らないドイツ製、フランス製の鉛筆は使わないのです。

子どものとき必ず使う鉛筆、つまり大人なら誰でも知っていて身近にある三菱やトンボの鉛筆で絵を描いているのです。

身近すぎて目に留まることのない鉛筆を使って誰もが目に留まる絵を描きたいと思っているんです。

そして、そんな鉛筆はギリギリまで使ってあげなくてはかわいそうじゃないですか。」

以前ブログにも載せた安住さんがもう使えないと思う鉛筆がこちら↓です。
ここちゃんのブログ

長さは4センチ。十分短いと思うのですが、さらなる短さを今日見つけてしまいました。
ここちゃんのブログ

この長さ、なんと3.5センチ

丹精して使うとはこういうことを言うんでしょうね。


前回のブログ絵本タイトルは『ドリトル先生の郵便局』 (ヒュー・ロフティング:原作 井伏鱒二:訳/岩波書店)でした。

ここで紹介しているのは岩波少年文庫版です。

動物と言葉が交わせるドリトル先生は有名ですが、意外に全巻読んだという人をここぴぃはあまり知りません。

これを機にもう一度全巻読みなおしてみようかと思います。


世の中今日はクリスマスイブなのに、今日のタイトルはクリスマスに全く関係がないですが、明日もクリスマスに関係ないタイトルになりそうな気がします。