もう10月も末です。ギャラリーここ!ふらここです。
10月も終わりの方になると涼しいよりも寒くなってきますね。ふらここの前の自動販売機もあったかい飲み物が並び始めました。
そして寒くなると足早になってしまうのも仕方のないことなのですが、ふらここの前を通りかかる人々もだいぶ足早に通り過ぎて行くようになりました。こうなると明るい音楽も物悲しく聞こえてくるから不思議です。
ふらここギャラリーページ に11月、12月の展覧会情報を載せました。
11月には菊池日出夫さん、12月には和歌山静子さん、安住孝史さんの原画展を行います。
さてさて、昨日はふらここは定休日だったのでここぴぃは気になる展覧会をはしごしてみました。
一つはトムズボックス
さんで今月31日(ギリギリですね)まで開催中の飯野和好さんの「つばま娘の詩」。
飯野和好さんはふらここで開催した『くじら』展、『かえる』展ともにお世話になった方なので、偶然雑誌で展覧会をしていらっしゃることを知って見に行ってきました。
ほとんど売約済みになっていましたが、原画も販売されていたようです。
トムズボックス謹製ねぎぼうずのあさたろうピンバッチも販売されていますので、気になる方はぜひ。
もう一つは高円寺書林
さんで11月1日(こちらもギリギリでした)まで開催中の「高山美香 ちまちま人形展」。
ちまちま人形と書かれているように、サイズは10センチ前後のオーブン粘土で作られた歴史上の偉人たちの人形展です。
先日まで開催していただいていた『かえる』巡回展の搬出作業日がこのちまちま人形展の搬入日で、原画をしまう作業をしながらず~っと気になっていたので、昨日やっと見に行ってきました。
高山さんが膨大な資料(机に積むとタワーになってしまうほど)を基に一つ一つ丁寧に作られた誰もが知っている偉人達の素顔を映した人形たち80点のうち30点が飾られています。
今回は作品集兼エッセイ集『一葉のめがね』刊行記念だったようで、早速本を買って帰ってみたら思わずへーとかほーっとか言ってしまう偉人エピソードとともに紹介されているちまちま人形に感心するばかり。
小道具一つ一つまで丁寧に作られている作品を、ぜひご覧になってください。
とはいえ、どちらもあと数日で終わってしまうのですが…
気を取り直して、前回のブログタイトルでも。すごく安直なもじりだなぁと反省中です。
『きかんしゃやえもん』 (阿川弘之:作 岡部冬彦:絵/岩波書店)でした。
きかんしゃやえもんといえば「しゃくだ しゃくだ」と走るやえもんの姿を皆さん覚えがあるのではないでしょうか。
そしてこのやえもん、モデルになった機関車がさいたま市に一昨年オープンした鉄道博物館にいるらしいです。
モデルとなった機関車は「150形式蒸気機関車 車号150」。1871年に製造され、イギリスから輸入された日本初の蒸気機関車のうちの1両で、1930年まで53年間も現役で走っていました。
やえもんの話でもあるように交通博物館に展示されていたものが、博物館の閉鎖に伴い鉄道博物館へ引っ越してきたらしいです。
懐かしいなぁと思ってくださった方は、一度やえもんおじいちゃんのモデルになった機関車に会いに行かれてはいかがでしょうか