
新年はじめての高齢者施設での
アートレクリエーションは
「書き初め」
以前は達筆だったのだろな、
とおもう方も、
今は手が震えるのでうまくかけません。
下手だから
あなた書いてください
もういいです。
と言われていました。

どんな文字を書きますか?
書かない!って、
いっていたおばあちゃんに
丁寧に話をしていると、
「母」
って、おっしゃいました。
「母親、お母さん」
って、小さな声でおっしゃいました。
私、胸がキュゥ~となりました。
じっと私の顔を見ておっしゃいました。
とても切なくなりました。
私の母も高齢者施設に入居しているので、
いつも母を思いながらお仕事させていただいています。
「そう、じゃあ、母って書きましょう。
お手伝いしますね」
「でも、うまくかけないよ」
とおっしゃりながらも
筆をもっていただけました。
母 の存在は偉大!
母 を慕い、想いを寄せる。
母 の中から生まれた私たち。
母 の中に帰っていくのでしょうか。
子育て真っ最中時には
目の前の事に振り回され、
こどもに自分勝手な思考を押し付け、
いかにも、
あなたのためよ!
という大儀をたてて、一生懸命疲れて(笑)
愛 があるんだけど。
空回りすることも少なくなく。
それでも、母を慕って笑顔をみせるこども。
母子の関係は、無償の愛、命を学ぶ事。
すべてが命の立場で、幸せで、平等。
そんな事を思いました。
お母さん、ありがとう。