それぞれの秋・ぺったん からの成長 | アトリエ ここゑん (coco-en)

アトリエ ここゑん (coco-en)

東戸塚から 子育て三世代を応援します!
アート表現を通して自分らしく、健やかに!
絵画教室・和みのヨーガ・子育て支援・
RCTリアルコミュニティーシアター・クォーツォフォンの癒し・・

いつもありがとうございますラブラブ

秋色ー落ち葉
秋をテーマして落ち葉を拾ってきてもらいました。
家族で公園や自然のなかで、、それが無理なら道を歩いて
ちょっとよそみしながら木を探してみる。
日常にそんな時間があって欲しいな~という思いです。

IMG_20150926_212543936.jpg


4歳児の絵

歯ブラシで描いたり、指で描いたり、手のひらをつかったり。。。
落ち葉やドングリや松ぼっくりをはって 秋の絵の完成です。

こういう活動をすると中には手が汚れることが嫌な子がいます。
そんな子は筆で描きます。
以前は 手の汚れを気にする子にも 
大丈夫だからと 誘導していました。
でも、最近は子供によります。
子供の意思を尊重するようにしています。
ほんとにいや!みたいです。
それをいったん受け入れて、様子を見るようにしています。

今回もそんな子がいました。絵の具が手につくことをいやがり、
できない!と言います。なので 筆で塗り広げていました。
でも 他の子が楽しそうに笑い声をあげていのを横目に見ていました。
チャンスかも!

「その筆でちょっとだけ小指に絵の具つけて ぺったんしてみる?」
じっと考えて うなずくと 自分で指に絵の具をつけ始めました。
とても控えめに。ゆっくりと。慎重に。。。ぺったん!

この子のこの時間は 長かったのではないでしょうか?
でもこの時間はとても大事な時間だったと思います。
どんなことを思いながら、考えながら このぺったんをしたのでしょうか?

そのあとも ゆっくりと自分のペースで静かにぺったんを繰り返していました。
いじらしくもあり かわいくもあり 愛おしくなります。


ぺったんを笑いながら楽しんでいる子は 手がよごれてもいいかというと
そうではありませんでした。
満足したあとのお片付けの時 お手拭きで爪の中の絵の具までも落そうと
必死になっています。
個性なのか、習慣なのかわかりませんが、さっきまでイキイキしていた顔が
必死な顔になっているのです。
何をおもってそうしているんでしょう?

絵を描くという活動から 個性や感性、成長を見ていくと様々です。
アート表現は 正解や間違いはありません。
1+1はいくつでもいいんです。
日常の大人の常識で こどもをみるのではなく 
アート表現=自分表現 として見ていくと
子育てが変わってきます。
子どもも変わってきます。
アート表現的なみかたを 
子育てに取り入れてみてほしいな~と思います。