今日は母の話。
難病を患い、療養しながら独り暮らしを続ける母がいます。
居心地の良い暮らしづくりと、しなやかで折れない心のあり方を
もう応援する、ライフ&メンタルオーガナイザーの内藤さとこです。
何でも完璧にこなすしっかりした女性でしたが、
少しずつ通常生活が難しくなりました。
そこで3年前に私と同じマンション内に呼び寄せて、
ヘルパーさんなど公的な支援を受けつつ、
カバーできないことは私が手伝って独り暮らしを
続けています。
動作的には難しいことが増えましたが、頭脳は明晰で、
記憶力などは私の何倍もいいし、
工夫のアイディア・こうしたいという意思ははっきりしています。
できることを探し、難しくても工夫してトライする粘り強い人。
そんな母を支える暮らしには、安全であること、
なるべく労力を使わないことが不可欠です。
変化していく体調や病状と常に相談しながら、
シンプルで母仕様に調整された仕組みが必要です。
うっかり椅子を3㎝ずらして置いたら、
うまく座れず転倒、なんてこともありうる世界。
私がライフオーガナイザーであることは幸運でして、
「暮らしをその人に合った形に整える」
ライフオーガナイズの考え方やスキルが役に立っています。
でも現実は時として残酷で、
頑張っていても、できないことが増えることも多いし、
気を付けていても、思いがけない事故が起こることもある。
本人も介護者も、精神的に健やかであり続けることは
簡単ではないんだな、と折々に感じています。
でも、母はその粘り強さで、頼り切りにならないよう
努力してくれていますし、
私は、これまでのあらゆる経験を生かすチャンスだと思って、
腹を据えています(たまに揺れるけど・・・)。
つまり仕事も家庭も介護も、できる限りの努力をする。
その代わり、優先順位を精選してできることしかしない(笑)。
そんなわけで、これからも介護どっぷりにならず、
仕事も楽しいこともしっかりやりきっていくつもりです。
きっとこの経験は、シニア世代のオーガナイズや
病気や障害を楽にするユニバーサルライフについて、
お役に立つと思います。
渦中の方、未来が心配な方、よろしかったらご相談くださいね。
そしてね皆さん、こういうことって他人事ではないんですよ。
自分にも老いはやってくるし、親はそれより確実に先に老いる。
病気や障害と今は無縁であっても、これから先もかかわらない
保証なんてどこにもありません。
ある程度の年齢になったら、アンテナを立てて
心構えをする越したことはないと思います^^
関連して、最近考えさせられたこと。
骨折で入院中の母から頼まれたのは、役所に提出する書類を
代理で申請したり、提出したり、受け取ったり。
そんなことが続きました。
提出書類って、面倒ですよね。
細かくて、何度も同じことを書かされて、
質問内容が要領を得ていない。
へこたれそうになりながら完成させて、いざ、提出、受け取りと
なったとき、関門が立ちはだかりました。
あるところでは、
「委託された代理人であることを証明せよ」
あるところでは
「委任状をもって来い」
あるところでは
「戸籍謄本を示すように」
と差し戻されてしまいました。
私と母は実の親子で、同じマンション内に住んでいて、
毎日会って、同居同然の家族だと話したとしても、
それはまったく証明にならない。
もちろん、わかります。
個人情報を強固に守るためには、
高難度なセキュリティシステムが必要ってこと。
だけど、面倒すぎるよ~。
というわけで、がっくりしながら
遠方の病院、駐車しにくい市役所、
めったに行かない本籍地の役所などに
何度か足を運ぶ羽目になりました。
よもや、母とのこんなに濃い関係、
「戸籍謄本」を取らなければ証明できないとはね~。
親と離れて住んでいる方、
親の戸籍から抜けている方、
もともとは親子であっても、それが信頼できる関係であるかどうかを、
世間的に示すには、「自筆の委任状」「戸籍謄本」などが必要です。
いつかのために、少し頭の片隅に置いておいてくださいね。
私は数日間、振り回されましたから。
あ~、長くなっちゃいました。ご参考まで^^
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