上機嫌を引き寄せる、マスターライフオーガナイザーの
内藤さとこ@名古屋です。
昨日は、ライフオーガナイザーの勉強会に参加しました。
テーマは「発達障害の人が困っているのはこんな事」。
講師は関西在住のマスターライフオーガナイザー、高橋由美さん です。
私は以前に2回、関西で高橋さんの講座を受講していますが、
今回は、中部でもぜひ聞きたい、という多くのリクエストを受けて、
高橋さんに名古屋までお越しいただいたのです。
慢性的にお片付けできない方のサポートするCLO講座 が開講して
いることもあって、たくさんのライフオーガナイザーが参加しました。
発達障害(自閉症スペクトラム)は、とても増えているそうです。
現在は1クラスに3人くらいはいると言われるほどだとか。
自閉症スペクトラムは脳の機能障害による症状ですが、
診断はされなくても、「傾向がある人」まで含めれば、身近に
たくさんいるということです。
かくいう私も、チェックテストでは「若干傾向あり」という結果でした。
お片付けが苦手、という人には、これまた多いそうです。
そんなふうに身近であっても詳しくは知らない専門的な知識、
それをベースにした適切な支援の方法、などをお話しいただきました。
順次、参加された方の感想をリンクしてきますね。
私の講座の感想は、過去2回の記事をご参照ください。
→発達障害の人と心地よく暮すには(学び)
→本当に必要なサポートって
こういった講座を聴いて感じることは、自分以外の人を
サポートすることの基本は、障害のあるなしにかかわらず、
究極「違いを認める」ということに尽きるのではないか、ということです。
障害のある人を、ひどく違った遠い人のように
思う傾向があるけれど、
遺伝子を共有しているきょうだいだって、違う。
家族であっても、全然違う
仲良しの友人であっても、違っていて当然
会社の同僚なんて、違わなくちゃヘン
男と女だったら、まるで別の生き物。
結局、みんな「違う」のです。
障害のある人たちだけが「特別違う」のではありません。
そういうことを突き詰めていくと、「違い」は同じ工場で作られた
ロボットでない、彩り豊かな「人間」と言う生物を形作る
重要な要素です。
しかし人は、「自分」を軸にしたときに、「異なる物」に
警戒心や敵対心を感じるのか、排他的になったり否定的に
なったりしがちですよね(自分だって思い当たる節あり)。
でも「違い」はその人らしさ。
それを認め合わない世界は、だれにとっても生きづらいだけ。
発達障害の方達は脳の機能障害によって、さまざまな感覚が
過敏または鈍かったりします(人によって千差万別)。
音を遮断する、目に入る情報を整理する、その方にあった方法で伝えるなど、
適切に環境を整えることで、社会に適応していけるそうです。
高橋さんの、「そういうサポートをするだけで、たとえば就労が可能になり、
税金を支払える社会人として活躍できるなら、社会においても
とても有意義なこと」という言葉がとても印象的でした。
うちの車いすライダーの娘についても、同じことを思うからです。
このことは、障害のある人だけの言葉ではありません。
お片付けが苦手、どうしてもできない人、
人間関係が、どうしてもうまくいかない人、
環境の変化に、敏感な人
算数だけが、飛び抜けて苦手な人、
体育が得意ではない人、
時間をどうしても守れない人、、、、、、
あなたにも、わたしにもありますよね、そんな発達凸凹。
努力をしても難しい、そんな時には、適切な方法、
適切なツール、正しい知識を持ってサポートすることで
ものすごく楽に乗り越えて行ける場合があります。
たとえばライフオーガナイザーも、そんな時に活用してもらえる、
人型サポーターなんですよ(^^)
人は誰でも「うまくいった!」の成功体験によって成長するのです。
発達障害のある人は、特に小さな成功体験を積むことが
本当に本当に大切なのだそうです。
(すぐ三角つり目でミスを責めてしまう私、心にとめなくては!)
「違い」を認め合い、お互いに必要な支援を自然に
しあえる世界になりますように、と願ってやみません。
私も精進します。
anego(高橋由美さん)、いつもありがとう。
彼女のおかげで、障害に対する考え、娘に対するスタンスが
いつもはっきりと見えています。
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