子どもが「学校へ行きたくない」と言い始めたとき、多くの親はこう感じます。

「何が原因なのか知りたい」
「このままで大丈夫なのか不安」
「どう対応するのが正解なのか分からない」

でも実際には、“正しい対応”を探そうとするほど、親子関係は苦しくなっていくことがあります。

この記事では、私自身が娘の不登校を経験する中で起きた、

  • 家庭で起きた現実

  • 親としての失敗と葛藤

  • カウンセリングとの出会い

  • アドラー的な関わり方への変化

を、すべて実録としてお伝えします。

読むことであなたは、

  • 不登校初期に家庭で何が起きるのか

  • 親がやりがちな対応とその影響

  • 子どもの状態の本当の意味

  • 親の関わり方で何が変わるのか

を具体的に理解できるようになります。


もし今、

  • 子どもが学校に行きたくないと言う

  • 朝になるとお腹が痛い・頭が痛い

  • 行き渋りや無気力が続いている

  • どう関わればいいか分からない

  • 不安で検索ばかりしてしまう

そんな状態なら、きっと重なる部分があると思います。


■学校に行けなくなったとき、家庭で起きる現実

娘が「学校に行きたくない」と言い始めたとき、最初は軽いものだと思っていました。

少し休めば戻れるはず。
環境が整えば行けるはず。

そう信じていました。

でも現実は違いました。

朝になると「お腹が痛い」と言うようになり、
頭痛を訴える日も増えました。

行こうとすると涙が出る。
玄関で動けなくなる。

そして次第に、部屋にこもる時間が増えていきました。


昼夜逆転。
ゲームやスマホばかりに見える生活。
会話が減り、目を合わせなくなる。

「ただの甘えなのかもしれない」
そんな考えも何度も頭をよぎりました。


同時に、親である私の中にも変化が起きていました。

理由を知りたくて、何度も聞きました。

「どうして行きたくないの?」
「何があったの?」

でも、聞けば聞くほど、娘は話さなくなっていきました。


■親としての反応と、崩れていった家庭

私は必死でした。

児童相談、学校、先生、夫。

できることは全部やろうとしていました。

でも現実は、どれも決定的な解決にはなりませんでした。


家庭の中では、毎朝の登校をめぐるバトルが起きました。

学校に連絡することがストレスになり、
夫婦で意見がぶつかることも増えました。

「行かせた方がいい」
「無理させない方がいい」

どちらが正しいのか分からないまま、
家庭の空気だけがどんどん重くなっていきました。


気づけば私は、

  • 不安で検索を繰り返し

  • 周囲と比べて落ち込み

  • 「私のせいかもしれない」と思い込み

  • 孤独の中で焦っていました


子どもを見ているつもりで、
実際には自分の不安ばかりを見ていたのだと思います。


■カウンセリングとの出会いと、すぐには変われなかった現実

限界を感じた私は、カウンセリングを受けるようになりました。

そしてアドラー心理学に触れました。

そこで初めて知ったのは、

  • 子どもはコントロールする存在ではないこと

  • 親の関わり方が関係性を変えること

  • 勇気づけという考え方

でした。


頭では理解できました。

でも現実は簡単ではありませんでした。

分かったつもりでも不安になる。
また理由を聞きたくなる。
元に戻りそうになる。

そんな揺れを何度も繰り返しました。


それでも少しずつ、関わり方を変えていきました。

すぐに答えを求めない。
理由を追い詰めない。
気持ちをそのまま受け止める。


そしてある日、少しずつ変化が起き始めました。

会話がわずかに戻る。
空気が少し軽くなる。
以前よりも家の中に“静けさ”が戻る。


そして娘は、こう話すようになりました。

「ちゃんとした理由なんてない。
ただ逃げたかっただけだった」

「でも、逃げているだけでは変わらないとも思った」


この言葉を聞いたとき、私は気づきました。

変わったのは子どもではなく、
私の関わり方だったのだと。


■まとめ

子どもが学校へ行けなくなるとき、
家庭の中では多くのことが同時に起こります。

不安、焦り、罪悪感、孤独。

そして親は「正解」を探そうとします。

でも本当に必要だったのは、
正解ではなく「安心できる関係」でした。


親子関係は、やり直すことができます。

私はその経験を通して、同じように悩む方のサポートを行っています。


■離れてしまった親子の心の溝を埋めるために

離れてしまった親子の心の溝を埋め、
子どもが自分の力で困難を乗り越えていく力を育てる
勇気づけ個別サポート
― アドラーに学ぶ 親の在り方 ―


■二人の子どもの不登校を経験した母として

アドラー勇気づけカウンセラー
中森菜津子


必要なら次は、この1話の流れで「第2話(カウンセリング伴走編)」もそのまま完成させられます。