
眠れない夜
決まってポジティブココが息を潜め
ネガティブな深い海に沈んでいきます。
妊娠中、
ワーカーホリックに生きてきたせいで
子育てや妊婦の知識も無く
興味すらなく
お相手の離婚が成立するのも先の未来で
妊娠なんて更に先の未来だと考えていて
右も左もわからないまま
妊婦生活がスタートし
うねる波のようなメンタルを必死にコントロールし
忙しい中辛い悪阻にも耐え
大きなお腹を抱え出張をこなし
自分なりに必死に頑張ってきた。
何もかもが初めてで
祝福されない状況で相談する相手もなく
毎日、奥様の待つ本宅へ帰宅するお相手の後ろ姿を見送りながら
自分が我慢していればきっといつか願いが叶って
お相手が籍を入れてくれると信じる以外無く
眠れぬ夜を布団の中で必死に息を殺して耐えてきた。
今更ながら考えてみたら
本当に離婚する意思があれば
20才くらい歳の違う子供のような女の
まして初産で親にも妊娠した事を伝えれていない状況で
一人残し本宅に帰るなど出来るはずもなく
相当、存在を軽く扱われていたのだと実感する。
彼の為にと我慢してきた日々は
お相手にとってうるさい事は言わない
都合の良い存在でしかなかったのだろう・・・
ワガママを言って困らせて
離婚が遅くなるのは嫌だし
本宅は離婚話しで居心地が悪いだろうから
せめてココといるときはココ我慢しないと
頑張っていれば必ず願いは叶うから
辛いのは今だけできっと幸せな日が来るから・・・
馬鹿らしい
今になって思えば
言葉と行動が一致してない人間は
信頼に値する価値のない存在で
そこに頼り依存するしかない状況を作り出してしまった事が
一番の敗因だと思う。
彼はいつも言っていた。
「嫁は俺の事を怖がっている。逆らえない。」
「俺がいないと何も出来ない。」
本当に怖がっているなら毎日律儀に家に帰る必要もなく
彼が言っていた嫁になるなら守るべき約束は
本当は奥様に対して抱いていた理想が叶わなかったので
代わりに疑似家族として立場の弱いココに強要してきたものだった。
籍も入っていない何の後ろ盾もない身重の女など
いかに理不尽でも行くところも帰るところも無い状況で
受け入れ耐えるしかなかった。
愛されていると信じていたし
冷たいのも離婚の話しがうまくいかず
八つ当たりをしているだけと信じていた。
言葉と行動が一致しないお相手は
結局、子供が産まれても籍も入れず認知もしなかった。
そして当たり前の如く離婚もしなかった。
子供が産まれてから何年かは耐えていたが
色々な出来事が重なり
気持ちの糸が切れてしまい別れを切り出した。
別れを受け入れたお相手は
「離婚が成立するまで信じて待てといったのに
別れを切り出したのはお前だから子供は認知しない。
お前と別れたから嫁とも離婚しない。」
とココに言い放った。
どうぞ御勝手に
先日、お相手から電話がかかってきた。
「ココ。今まで散々待たせて辛い思いさせてすまなかった。
何もかもを捨ててお前と子供と生きて行く決心が出来た。
3人でどこか違う街でいちからやり直そう!!
お前がいてくれたらもう一度頑張れる気がする。」
・・・
・・・
・・・
ふざけた事言ってんじゃねーよ!!馬鹿野郎![]()
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