今年5月に訪問したポルトガル
ワイナリーツアーのレビューをしています
今日もお付き合いありがとうございます
ドウロ最終訪問地はキンタ・ド・ヴァラードです
コルゴ川沿いレグアに位置するワイナリーで、
このドウロの発展に寄与した19世紀の伝説的女性、
アントニア・アデライデ・フェレイラ夫人の所有する土地の一部であり、
現在はその子孫のフランシスコさんとジョアンさんで
彼女の意思を継いで
ドウロで最もダイナミックに、
そしてカルトワインを生産するにいたっています。
ワインツーリズムにもフォーカスし、
ワイナリーの隣には素敵なカントリーホテルを建設
ポルトガル国内外からワインラヴァーのみならず、
ヴァカンスを楽しむ人々を受け入れています
赤い壁の建物はホテル
泊まりたーい
この日は隣接のレストランでランチをいただきました
プールのあるお庭、
外のテラスを選択することもできます
館内はモダンナチュラルなインテリア
ワインケースを改造したワインクーラーや、
ブレッドケースに使用されていて、オサレ
さあ、
ランチタイム
テーブルにはキンタ・ド・ヴァラードでつくられたオリーヴが添えられます。
ちょっとびっくりしたオリーヴオイルの楽しみ方が独特
スプーンにオリーヴの実を乗せ、
塩をぱらぱらっと・・・、
そして、
スプーンにオリーヴオイルを注ぎ入れ、
お口へぽんっ
オリーヴオイル大好きなのーーー
っと、
このツアーのオーガナイザーである
オーストリア人の彼女は楽しんでいました
日本人から見たら、
まだこの楽しみ方は時間がかかりそうですね
アペリティフにはローストアーモンドと、
ひと口サンドイッチと、
アリェイラ(パンとお肉の腸詰め)はポルトガルの定番
アペリティフワインにはこちら
ヴァラード プリマ 2017
樹齢30年のモスカテルから、
フラワリーな香りと
ペパーミントのような清涼感を味わえます
キンタ・ド・ヴァラード
レゼルヴァ 2012
ヴァレ・ド・メアオンのオラザバル氏との共同醸造
発酵には500ℓの大樽で、
その後フレンチオーク、
40%新樽を使用した美しい酸と余韻を持ったワインです。
お食事のスタートはスープ
カルド・ヴェルデという
日本でいうお味噌汁くらい馴染深いもので
苦い
で、お馴染のケールが使われています
続くワインは赤ワイン
ヴァラード
ドウロ 2011
混植された若い樹齢の畑と
70年以上の古木が植わる畑からのぶどうを
ステンレスタンクにて25-27℃に保ち、
1週間かけて発酵が行われました。
30%樽16か月熟成
果実のピュアさとストラクチャーが感じられるワインです。
メインのお料理はバカリャウ
名前は失念してしまいました
ポルトガルではクリスマス・イヴの定番だそうです。
ただ茹でただけのバカリャウも食されるようですが、
こちらはタマネギやポテトフライが添えられ、
しっとりリッチな味わいを楽しみました
バカリャウにも赤ワイン
ヴァラード
ドウロ スーペリオール 2015
キンタ・ド・オルガルでオーガニックに栽培された
トーリガ・ナショナル、
トーリガ・フランカ、ソウザオンそれぞれをステンレスタンクで醸造、
16か月樽熟成。
溶け込んだタンニンはなめらか、
赤フルーツの酸も併せ持つエレガントなワイン。
左は
キンタ・ド・ヴァラード
ドウロ 2011
トゥーリガ・ナショナル
ステンレスタンクでMFL、
その後樽に移し16か月熟成。
トゥーリガ・ナショナルの持つまろやかさと
果実の成熟度がバランスを保つ美しいワインでした。
最後は
キンタ・ド・ヴァラード
ドウロ 2010
レゼルヴァ
フィールド・ブレンド
トリは真骨頂
混植の畑からのぶどうを使用したワイン。
45種を数えるぶどう品種は樹齢100年を超えるものもある畑から。
一部伝統的ラガールを用いて、
その他ステンレスタンク、
MFLの後は60%新樽、
40%旧樽を使用して18か月の熟成を経ています。
なんとも言えない複雑みを持ちながら、
フルーティさもあり若さもあります。
エレガントでありながら強さもあり・・・。
もっともっと時間をかけていただきたいワインでもありました
デザートタイム
もちろんポートワインをいただきます。
タウニー 40年
ぶどうは様々な品種を使用したブレンド
ひじょうに古いオークで熟成され、
ドライフルーツさとナッツやタバコのような複雑み・・・
このランチタイムはほんの2時間ほどでしたが、
2018年のご褒美をいただいた気になるほどの贅沢を味わいました
この後セラーを見学
かなり大きなワイナリーであり、
近代的設備は完備され、
伝統と革新が共存し、
ドウロワインをけん引するキンタ(ワイナリー)のひとつを知ることができました
ドウロボーイズのワイナリーツアーはここで終了となりましたが、
ドウロボーイズの生産者方々、
この機会を与えてくれたインポーターの友人、
オーガナイザー、
ご一緒した参加者の皆さん、
このブログをみることはないかもしれないけど
感謝
以上に感謝を表す言葉が見つかりません
ご縁に感謝、
この体験を大切に生かしシェアしたいと思います