場所は銀座、
創業1950年のレストラン エスコフィエ
フランス料理の皇帝と称された
オーギュスト・エスコフィエの調理法を
忠実に守る伝統技法を用いた料理を提供するレストラン。
なんて聞いたらハードル高い?
と、一歩引いちゃいそうだけど、
アンチエイジングなどの新ジャンルも取り入れる
と聞けば、
ハードルがぐっと下がった気がします
平日ランチコースは2500円(税・サービス税別)から選べ、
銀座老舗といっても
お手軽価格でいただけるのは嬉しい限り
この日選んだのは
エスコフィエ・ランチ4000円(税・サービス税別)
テレビドラマ『天皇の料理番』の
モデルになったというメニューをチョイスしました~
前菜は美食家風サラダ
天使のエビ、サーモン、帆立貝、パテのサラダ仕立て。
クルミと木苺のドレッシング。
クラシックだけど
彩り美しくて、食欲をそそります~
本日のスープは
ジャガイモと大根のポタージュ
生粋のヴィジソワーズかと思いきや、
舌になめらか、
後味すっきり
で、
ここからが本題
前菜とポタージュにあわせ、
シャンパーニュをオーダーしたのですが・・・、
んん
グラスがふたつ
2種類のグラスを出して、
両方にシャンパーニュを注いでくれました。
「どうぞ、飲み比べてください」とソムリエさん。
促されるままに試してみると、あれ?
同じシャンパーニュなのに、香りが違う?
柑橘の爽やかな香り、ハチミツのようなコク、
さらには泡がいつまでも元気。
実は、こちらのレストラン・エスコフィエでは、
飲み物をこのようなひしゃげたグラスで提供しています。
左は通常のグラス
右がエスコフィエのオリジナルグラス
『調味料を含む飲み物(液体)は、円を形成した際、味が変わる』
という仮説を立て、重ねて検証。
この日は、
お醤油を使って、味わい実験
飲み物本来の味を味わうために、
このようなオリジナルグラスを開発したとのこと。
実際に赤ワインをポタージュと合わせ
飲み比べてみます
お料理をひと口、
そして赤ワインを口にすると、
お料理の味に覆いかぶさるように赤ワインが口の中に広がっていきます。
うん、いつもの感じ
一方、
楕円形のグラスの赤ワインでは、
お料理⇒赤ワインの果実感⇒再びお料理の味の余韻・・・、
と、
まるでグラデーションのように味わいが感じられます
メインはお肉料理
牛ヒレ肉のステーキ ヘンリー4世風
本日のデザートと食後のコーヒー。
こちらもコーヒーカップとグラスで比較
この比較は
ワインのみならず、
コーヒー、ビールはもちろん水にいたるまで
目の前で注いでくれなかったら、
状態の異なる飲み物を入れてるでしょ~~~って、
疑いたくなるくらい違います
グラスの違いで味わいが変わる
グラスの形状で、
ワインの味わいが変わることを経験した方も多いでしょう。
信じる?
信じない?
経験してみないと、わからないかもネ