わくわくワイン会

何がワクワクかと言うと、
まずは開催場所。
スーシェフの経歴を持つ栗原シェフが独立。
そのレストラン、
仏蘭西料理 銀座 誠にて、
アンリ・ジャイエを踏襲するつくり手の
ワインがずらっと並ぶワイン会、
っていうんだからもう、たまらない

まずは最近殊に人気高まる
クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット
キュヴェ・プレスティージュ
シャトー・ド・ラ・ヴェルで会の始まり始まり〜〜

シャルドネ80%、アリゴテ20%というセパージュ、
キリッとした辛口の味わいながら、
コクも感じられる美味なスパークリング

あわせる前菜はキッシュ
キャベツ、ブルーチーズ、カニの身がふんだに入った、
贅沢なひと品
リッチな味わいが、
こくのあるクレマンとよくあいます

今回のワイン会、
まずはエマニュエル・ルジェ
ブルゴーニュ・ルージュ2008/2009
グラスは、
ブルゴーニュのピノ・ノワールに最適とも言われる、

ドゥシェッス・ド・ブルゴーニュのグラスでいただきます

写真でもわかるくらい
色調の違いがわかります。
2008年の熟成が進んだ色調と、
2009年のルビーを帯びた色調、
どちらも美しい

生産量は非常に少なく、
クロ・パラントより希少というのには驚き



この美しいワインとのマリアージュは、
青森シャモロック
低温ロースト
胡桃ドレッシング
洋梨のふんわりとした果実の甘みと
しゃっくり歯ごたえが小気味よく
息子ニコラ・ルジェ
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ 2013
ブルゴーニュの中でも、
標高が高い一帯のオート・コート。
色調は輝きと黄金色を帯びた、
どちらかというと、しっかり目
きゅっとした酸みがありながら、
締めすぎないミネラルの心地よさを感じます。
マリアージュは、
牡蠣のエシャロットプリン
濃厚プリンに
青のりと牡蠣のミネラルが溶け込んで・・・
リッチながらミネラルを持つなめらかプリンと、
キリッとした酸を持つオート・コート・ド・ニュイは絶妙

またまた年代の比較

コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ 2008/2009
左が2008年ですが、
赤い色調から強い色素が抜け、
透明感を持った朱に。
スミレの花、キノコのような香りに熟成を感じます。
2009年も強い赤は抜けてますね

2008年に比べると果実の濃縮感強く、
甘みがはっきりと特徴づけられています

酸もタンニンもくっきり、
時間が経つとコーヒーのような香りも感じられて、味わい濃厚です。
お料理は、
ハタ 生ハムを挟んで
キタアカリ エシャロットソース
赤ワインというと肉料理なイメージですが、
セオリーに縛られないこちらのひと皿も、
ブルゴーニュの持つ繊細な味わいとマリアージュします
グラスの位置が変わりましたが、
飲み進んだのは2008年。
若々しさが残る2009年も好きですが、
こうして比べてみると、
自分でも驚くくらい好みが分かれます
本日のメイン、
エマニュエル・ルジェ
エシェゾー 2009
ヴォーヌ・ロマネ 2009
ヴォーヌ・ロマネ2009
舌の上をすべるように流れる、
緻密なタンニンの滑らかさにため息です
酸も美しく、鼻をぬける芳香に感無量
エシェゾー 2009
写真でも粘性がわかります
色調は、同じ年代でありながら、
エシェゾーの方が若さを保っています。
舌には、ヴォーヌ・ロマネよりもさらに緻密、
単純に濃厚とだけでは表現しきれない、
旨み、滑らかさ、果実感など、複雑でありながらバランスが良いもの。
そして栗原シェフのスペリャリテ、
野生きのこのショーソン
フォアグラ、ポルチーニとトランペット、栗

パイをふたつに割ると、
ふわーーっと湯気とともに
なんともイイ香りが立ち上ります

甘さ控えめ、