三鷹にあるワインショップ
ヒロヤショップさん主催のワインコンサートへお邪魔いたしました

コンサートと言えば、
大きなホールで聴くことが常となっていますが、
その原点は個人宅でのサロンコンサート。
そこにはワインがあっただろう。
そんな想いが現代の日本に、
きわめて贅沢な音楽&ワインの会、
「ヒロヤショップ・コンサート」が企画されました。
(ヒロヤショップ 榊原氏作成パンフより抜粋)
どこが贅沢かって

演奏の方々、
その間近さ、
このライヴ感、初体験です。
彼女の息遣いも聞こえそうなくらい間近に、
ヴァイオリンの音色を浴びることができました

(写真は、演奏後撮影
)

こんな細く小柄な女性から操られるヴァイオリンから、
彼女自身、全身から、
情熱的な音が生み出されるなんて・・・
人って不思議な生き物です

バンドネオンは
2008年国際ピアソラ・コンクール準優勝の
三浦一馬さん。
年齢について語るのはナンですが、
若干25歳です


アルゼンチンの他に、よく演奏されている場所って、あるんですか

バンドネオンのための楽譜も少なく、
この日の演奏も、
半分はタンゴ

ピアソラ:カフェ 1930~ 「タンゴの歴史」より
ピアソラ:ナイトクラブ 1960~ (上記の30年後)
ピアソラ:アディオス・ノニーノ
半分はクラシック曲の
ヴァイオリン別パートを演奏。
ヘンデル=ハルヴォルセン:サラバンドと変奏
ブラームス:ハンガリー舞曲大5番
小ネタですが、
バンドネオンって
パイプオルガンの簡易版としてつくられたんだそう。
そういわれて演奏を聞くと
違和感なく聞こえてくるのがまた不思議

特に、
2曲目のハンガリー舞曲は期待した音、
雰囲気が味わえました

そして、
アンコールは

某ドラマで使用されている曲で、
おふたりが某シーンで演奏している・・・という曲。
どこか懐かしさを感じさせるものでした。
さて、
この夜の、
ウェルカムスパークリングはロゼ

ヴァン・ムスー
ロワイヤル・ロワイエ ブリュット ロゼ
コンサートが終了してから、
川久保さんと三浦さんもいっしょに
シャンパーニュ ブリュット ブラン
レゼルヴ プルミエ・クリュ
トリシェ・ディディエ
提供グラスは和吉。
そのほか、
シャンパーニュ ブリュット エスプリ
ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ
ミシェル・ジュネ
最近お気に入りのシャンパーニュ

クレマン・ド・ブルゴーニュ
ブラン・ド・ブラン プレステージ
シャトー・ド・ラ・ヴェル
某有名フレンチレストランでも定番
そして、
最後に赤ワイン

シャトー ル タンブル 2002
ACメドック
川久保さんが
チャイコフスキー国際コンクール最高位入賞のヴィンテージ。
ヒロヤショップ 榊原氏
彼がMCで語った言葉が印象的でした。
ピカソがカフェで、
数分で描いた絵を、ギャルソンが売ってくれと、せがんだところ、
ピカソは途方もない金額を請求した。
その心は。
ピカソがその絵を描くに至るには、
かけがえのない時間、努力などが費やされている。
芸術には、(お金を)支払うべき価値があるんだ。
TVや、ラジオ、
タダで音楽を聴くことができる現代。
しかし芸術作品は本来そういった価値があること。
そしてワインにも。
一杯のワインに驚くほどの金額が支払われるのには、
努力、歴史、叡智が結集されているため。
そう、
支払うべき価値があるんです。
芸術にも、ワインにも。
そこはパリの個人宅サロンに呼ばれたような、
ちょっと錯覚しちゃいそうな夜でした
