老舗には老舗でしか出ない味がある。
ここで言う味とは、
舌で感じるものでなく、
総合的な風情みたいなもの。
「栄養つけろよ」と誘ってくれた
神楽坂
志満金さん
◼︎ 湯葉豆腐
後ろ髪引かれる思い出とともに。
穂紫蘇を手の中で、
ポーンと叩き風味をあげる。
香り高く、鮮烈

鱧の、予想外の力強さに気づかされる。
◼︎ 肝焼き
夏の疲れを、肝で補給

大きな身がどーんと
ふんわり柔らかい

東の鰻ですね。
蒸してから焼いて、
タレにつけてまた焼いて。
甘辛いけど、
鰻の繊細な白身を優しく包むタレもまた優しい。
仕上げに薄茶とお茶菓子
約140年の間、
数多の人がつくり上げたこの味。
今こうして味わえることに、感謝感謝。